【占い師になる】まったくの素人さんが特殊能力なしに占い師になれる『コールドリーディング』とは?

こんにちは。Ryushoです。

今回はも一つ【占い師になる】ために学ぶべきテーマについてお話したいと思います。
それは『コールドリーディング』と呼ばれる、※NLPなど超心理コミュニケーション学に基づいた会話術のことです。(※神経言語プログラミングの略称)
ただ、この『コールドリーディング』は、それほど新しいテクニックでなく、僕が学んだのは、プロの占い師になって、ちょうど5年目の2006年だったと記憶しております。
当時、日本初上陸となった書籍で、「ニセ占い師」「詐欺師」たちが使ってきた「裏コミュニケーション術」などとキャッチーな言葉で紹介されていた為、あまりいい印象を持たれない方も多いと思います。

そして、まったくの素人さんが、霊感などの特殊能力なしに占い師になるには、この『コールドリーディング』を学ぶべきだと思うのです。
「どんなに素晴らしい刃物であっても、使う側の人間次第で、包丁にも武器にもなり得る」という訳ですね。そして前回の最後に『重要な告知』で、『タロット・カウンセリング・メソッド』なるテキストを作成中とお伝えしましたが……。
この『コールドリーディング』の会話テクニックと『タロットリーディング』を組み合わせたメソッドにしたいと考えております。


そして今回は、その前段として『コールドリーディング』の僕の使い方(考え方)についてお話したいと思いますので、占い師になりたい興味のある方は、ぜひご覧くださいませ。
目次
まったくの素人さんが特殊能力なしに占い師になれる『コールドリーディング』とは?
特殊能力なしの人気占い師が使ってきた『コミュニケーション術』
『コールドリーディング』の「コールド」とは「事前の準備なし」という意味で「リーディング」の「相手の心を読みとる」と合わせた「コミュニケーション術」のことです。人気占い師や有名マジシャンなどが多く使ってきた会話術ですね。
ただこれらの職業以外にも、『コールドリーディング』を学び利用している人は意外と多く、カウンセラー、ヒプノセラピストなどは想像つくと思いますが、医者(精神科とか)に、児童福祉関連職やビジネスマンに営業マン、接客業の店員さんとか、また特殊な事例だと刑事さんまでに至ると聞き及んでいます。
僕の『コールドリーディング』に対しての理解では……。
初対面の自分と相手の間の「距離感を縮め、信頼を得たりするのに役立つ」ビジネス・パーソンにとって、すごく便利な会話術である。
……という認識ですね。さらに言えば、仕事以外でも、友人を作ったり、彼氏彼女との出会いのシーンや合コン・パーティーでも『コールドリーディング』の会話術を使えば、ウケること間違いないでしょう。
つまり占い師でなくとも『コールドリーディング』をマスターすれば、仕事からプライベートまで、より良い人間関係が築け(※使い方次第ですが)いい意味で人生が変わるかもしれません!
そんな『コールドリーディング』の基本やテクニック、簡単な活用法などをこれからご紹介いたしましょう。
『コールドリーディング』は誰でも簡単に使える?
さて、そんな素晴らしい「コミュニケーション術」ですが、「テクニック的に難しいのか?」と言えば、そんなことはありません。特に才能とかも必要もなく(最低限、人と話せることで)マスターするのも簡単に使えるようになるでしょう。
占い師やヒプノセラピストのような特殊なトレーニングは必要ありません!
そのテクニックを簡単に言ってしまうと「言葉のトリックを駆使して、相手の心を読んだかのように錯覚させる技術」で、よく読心術と勘違いされますが、まったく違う技術なのです。(読心術はかなりの才能と修練が必要ですね)
人気占い師が『コールドリーディング』を使う理由!
僕は占いカウンセラーなので、その他の職業の方が、どういった目的で『コールドリーディング』を利用しているか分かりませんが、僕としては、クライアント(相手)との信頼関係「ラポール」を簡単に築ける、という理由で使っています。
手前味噌で申し訳ありませんが、僕がプロの占い師になって約3年後「カウンセリング」能力向上のため「アメリカ催眠療法協会 認定セラピスト」のライセンスを取得しました。その際、人間の行動心理学を学ぶため、NLP(神経言語プログラミング)も合わせて勉強しました。
その中で、まずカウンセラーとして最も重要なことはクライアントとの信頼関係「ラポール」を築くことにある。
と学び、信頼関係があれば、相手が心を開き話してくれるようになるということを念頭に占いカウンセリングに使用させて頂いております。
ただ、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、NLP(神経言語プログラミング)の修学は難しく、なかなか占いに応用するのも難儀だなと感じていたところ、占い師になった5年後に、『コールドリーディング』を知り、それから占いカウンセリングに応用させていただいております。
『コールドリーディング』が初対面の人に効果的な理由!
ここまでの話で『コールドリーディング』の概要について、だいたいご理解いただけたと思いますが、具体的なテクニックについては、後で紹介する『僕が学んだコールドリーディングの本』から勉強するのが一番だと思います。
ただ、この「コミュニケーション術」の根幹をなす人間の心理の中で……。
なぜこのメソッド(技法)が初対面の人に効果的なのか?
という疑問について少しだけ説明したいと思います。
もちろん、この他にも、いろんな人間心理がありますが、僕の考える『コールドリーディング』の重要なポイントは、以下の5つに集約されると考えています。
■ コールドリーディング重要ポイント
- わたしたちの「自己評価」はいい加減である。
- わたしたちは「自分のこと」に一番関心がある。
- わたしたちは「おだて」に弱い。
- わたしたちの「記憶」はあいまいである。
- わたしたちは「二重人格」な心の持ち主である。
この誰もが持つ、人間の心理をつく「コミュニケーション術」「会話術」が『コールドリーディング』の根幹であり、占い師を始め、先の職業の人たちが学ぶ理由でもあるのです。
僕が学んだ『コールドリーディングの本』
僕が学んだ『コールドリーディング』の本は、たったの2冊です。まず最初に『コールドリーディング』を知るきっかけとなった書籍は、石井裕之氏の書かれた『なぜ、占い師は信用されるのか?「コールドリーディング」のすべて|フォレスト出版』でした。
表紙に「日本初上陸!」と謳っていますが、僕の『コールドリーディング』との出会いはこの本でした。内容はとても読みやすく、図解もありますから、初めて学ぶ方にはおすすめです。
次に、もう少し学問的に『コールドリーディング』を学びたくなった僕は、イアン・ローランド氏(福岡洋一 訳)の書かれた『コールドリーディング 人の心を一瞬でつかむ技術|楽工社』を読んでみました。
こちらは、もう少し論理的(理論の検証とか)に書かれた本ですが『コールドリーディング』の使用例として、「販売」「恋愛」など「人間関係」から果ては「FBI捜査官」の犯罪捜査の「尋問」の使用例まで掲載されています。
タロット占いとコールドリーディングを融合した『タロット・コールドリーディング』とは?
さてここまで、『コールドリーディング』の特徴ばかり語ってしまい、本の宣伝みたいになっておりますが(笑) 実は、タロット占いとコールドリーディングの親和性を考え……。
『タロット・コールドリーディング』というメソッド(テキスト)を作成中です。
僕も早、タロットと出会い20年以上が経ちましたが、その中で身につけたメソッドを、これからタロット占いを学ぶ方にお伝えしたいと思いテキストを作り始めております。
ただし、2007年から2012年の間にNHK文化センターで『タロット占い入門』の講座をさせていただいておりましたが『タロット・コールドリーディング』はその時のテキストとは全くの別物で「タロットカードの意味や占い方を学ぶものではありません!」
まだ作成中なので、変わるかもしれませんが、「タロットを使った会話術」や「クライアントとの距離感をタロットで測る」などのメソッドを考えております。
一言でいうなら『タロットを使ったラポール(信頼関係)の築き方』メソッドとい言えるでしょう。
さらに、タロット占い以外の占術でも効果的な会話術にしたいと思いますので、占い師を目指す全ての方に読んでいただければ嬉しいです。また完成いたしましたら、ご報告させていただきますね。
今回のまとめ
さて、今回は「まったくの素人さんが特殊能力なしに占い師になれる『コールドリーディング』とは?」ということで、お話いたしました。長年の僕の占いカウンセリングの根幹と言ってもいい『コールドリーディング』の説明(僕の利用法)いかがでしたか?
ただ冒頭にも申しましたように、この『コールドリーディング』いろんな使われ方をしておりますが、僕がすべての占い師にぜひ利用してほしいポイントは……。
クライアントとの、いい信頼関係「ラポール」を築くこと!
……です。もちろん、この信頼関係は「クライアントの心を言い当てる」ことが、きっかけで始まりますが、初見以降、その信頼関係を失わないよう心がける必要があると、僕は思っています。


ただ、長く占いカウンセリングをしていると「占いが当たった!」と思われるよりも、クライアントが心を開き、いろんな相談をしてくれる事の方が嬉しくなってきましたね。そんな時はもちろん全力で占い、アドバイスさせて頂いておりました。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次回、お会いいたしましょう!