第4回【タロット・シンクロ・ワークショップ】テーマ『タロット・ダイアリーを付けてみよう!』

こんにちは。Ryushoです。
お届けしておりますタロットとのシンクロをテーマとした『タロット・シンクロ・ワークショップ』Web版
第4回目のテーマは、あなたの『タロット・ダイアリーを付けてみよう!』です。
『タロット・ダイアリー』……。つまり今回はタロットを使った日記を付けてみようという企画です。
注意:『※タロット・ダイアリー』も昔、僕がタロットを学んだ『メアリー・K・グリーア女史』の書かれた『タロット・ワークブック』に載っていた方法を踏襲しつつ、少しだけ現在でも分かりやすいようにアレンジしたものです。※本書ではタロット日記
実は、この『タロット・ダイアリー』ですが、ただ単に毎日引いたタロットの日記を付けるだけで、ものすごくタロットとのシンクロ(共鳴)や親密度が増す、強力なツールになるので、おすすめしております。

具体的な内容としましては……。
- 『タロット・ダイアリー』をすすめる理由
- 『スリーカード・スプレッド』を最初に学ぶ理由
- 『僕のタロット・ダイアリーの付け方』のご紹介
の3本立てでお届けしたいと思いますので、興味のある方はぜひ御覧くださいませ。
目次
第4回【タロット・シンクロ・ワークショップ】テーマ『タロット・ダイアリーを付けてみよう!』

StartupStockPhotosによるPixabayからの画像
では早速、『タロット・ダイアリー』の付け方についてご紹介したいのですが、その前に少しだけ、なぜ今回の『タロット・シンクロ・ワークショップ』のテーマに日記(ダイアリー)を付けるという、割りとどんなワークショップや講座でも行っている、ベタなテーマを選んだのか……お話したいと思います。
Chapter1⃣ 『タロット・ダイアリー』をすすめる理由
『タロット・ダイアリー』は、僕がまだ駆け出しタロット占い師だった頃から密かにやっていたことで、今では普通に『占い師自身をタロットでリーディング』するようになりましたが(※今でもダメだと教えている所もある)昔は禁則事項だったのです。

毎日、タロットをめくり、その運勢のパターンを身をもって体験する事!
だと確信しております。
更に付け加えるなら、タロットを引くたび、めくるたびに(同じカードでも出る場所や回数などで)個々のカードの意味の違いに気づくことでしょう。
さらに『タロット・ダイアリー』を通して、もっと長くタロット・カードと向き合うことで、一枚のカードがあなたに語りかけてくる意味が理解出来るようになって来るのです。
もちろんこれは、あなたが引いた大アルカナ『塔』の意味と、違う術者が引いた『塔』のメッセージが違ってくる事を意味しています。つまり一枚のタロット・カードの意味は術者によって違うのは当然のことなのです。
これからあなたの人生において『太陽』のカードが、あるいは『悪魔』のカードがどのような運勢で、またどんなパターンで出るのか、観察して下さい。またあなたの引いたコート・カード『カップのナイト』は、実際にどんな人物だったのか? 確認してみて下さい。
そうして長い間付けたあなたの『タロット・ダイアリー』は、他のどんなタロット教本よりも、あなたにとって強力なツールとなり、あなただけの『タロット・バイブル』となることでしょう。※これが本来の目的です!
とは言っても、ただ単に毎日引いたタロットを記録してパターンを観察しているだけでは少し問題があるので『メアリー・K・グリーア女史』の書かれた『タロット・ワークブック』に載ってある『タロット日記』を参考にしつつ……。
簡単に毎日付けられるように……。それでいて、伝統的タロット・バイブルの意味から、あまりかけ離れないような方法を実践していますので、後で(※僕のタロット・ダイアリーの付け方)説明したいと思います。
Chapter2⃣ 『スリーカード・スプレッド』を最初に学ぶ理由
さて、お待ちかね! タロット・リーディングの醍醐味であり見せ場でもあるタロット『スプレッド(展開)』を学ぶタイミングがやって参りました。

タロットを複数枚並べて解釈するもので、ベーシックでありながら、最も奥が深く、またどんな占いリーディングにも応用可能な『スプレッド』は『スリーカード・スプレッド』を置いて他にありません!
極端な話、初心者や熟練を問わずタロットに携わる全ての人は、この『スリーカード・スプレッド』を使います。
スリーカード・スプレッドの利点
使い勝手が最もよく、タロットの学びにも、また実践リーディングにも適した展開法ですが、なぜそうなのか? といえば、何かを決断する際(選択)に、あるいは現在・過去・未来を見る場合に、あるいは対立する方法を吟味する場合にも使えるからです。
つまり3枚のカードが展開する3つのポジションの意味やバリエーションを変化させることで、※殆ど、どんなリーディングにも対応可能となるスプレッドなのです。※但し一年の各月を占うのには適さない
※上図『スリーカード・スプレッド』の基本配置と各バリエーション図内の ① ② ③ の番号はカードの置く順番を示す。
今回の『タロット・ダイアリー』では一番上の『スリーカード・スプレッド 基本配置』を使用しますが、置き順や並べ方で、様々なバリエーションのリーディングが可能になるということを覚えておいて下さい。
タロット・ダイアリーのスリーカード・スプレッド
そして今回の『タロット・ダイアリー』では『メアリー・K・グリーア女史』の『タロット・ワークブック』に則って、3つのカードを①から順番にスプレッドし『肉体のカード』『知性のカード』『霊性のカード』と呼ぶことにします。
あまり聞き慣れないカードのポジション名ですが、タロット・ダイアリーをつけるにあたって、これらの呼び名が後になってインスピレーションを呼び覚ます名前として効いてくるので、おすすめします。
つまりこれらカードを読み取る際、『肉体』を①衝動として『知性』を②思考として、そして『霊性』を③理想として各レベルからのメッセージとして捉えるよう意識します。
もちろん、これら3つのレベルを時間軸に置き換え①『過去』②『現在』③『未来』としても良いですし、①『計画』からの②『しない(No)』③『する(Yes)』などの対立の選択に使うことも可能です。※タロット・ダイアリーでは使いません!
スリーカード・スプレッドの取り決め
タロット・ダイアリー用のスリーカード・スプレッドを行うにあたって、いくつか取り決めをしておいたほうが良いでしょう。
- 一日のうちどの時間に行うのか?
- どの場所、どんなシチュエーションで行うのか?
これは個人の環境によって変わるので、絶対の答えではありませんが、できればスリーカード・スプレッドは……。
- 朝起きて早い時間帯に
- 自分の部屋で、心静かな状態で
行う事をおすすめします。あなたが引き記録したカードが、その日一日を通し、どんな影響力を持ってくるのか観察するためです。そしてできればその日の夜か、次の日の朝、タロット・ダイアリーに実際に起こったことを記録します。

何らかの理由でタロット・ダイアリーを付けられなかった場合でも、後でその日のためのカードを引くことも可能です。この場合に大切なことは、いつのリーディングを行うのか明確に宣言して(意識して)スリーカード・スプレッドを行って下さい。
シャッフルとカット
タロットのシャッフル&カットは色んな方法がありますが、基本的に自分の好きな方法、やりやすい方法が一番良いでしょう。
参考までに、僕のシャッフル&カットを紹介します。
- タロット・ポーチから入れていた※水晶とタロットを取り出し正面に置きます(タロット・クロスの上)※浄化用水晶
- 浄化用クリスタル・プレートからもう一個水晶を取り両手で水晶を持ちながら※グラウディングを行います。
- まず左回りにシャッフルして、ひと束に戻し3つにカットしてから元のデッキに戻します。
- 次に右回りにシャッフルして、ひと束に戻し3つにカットしてから元のデッキに戻します。
これで目の前にはシャッフル&カット(浄化)された一組のタロット・デッキが出来上がります。ちなみに先の※グラウディングは足の裏から大地のエネルギーを吸い上げ、体の中心を抜けて頭の上から体の周りをエネルギーで満たすイメージ法のことです。
さてこれでタロット・ダイアリー用にカードを引く準備が整いました。
3つのカードを選ぶ
ここからは簡単……。一山のタロット・デッキを3つに分ける(カットする)だけです。普通のタロット・リーディングと同じですが、カット後に少しだけ心構えが必要です。
この方法は『メアリー・K・グリーア女史』の『タロット・ワークブック』を踏襲します。
両手を素早くこすり合わせ、手のひらが熱を持ってピリピリと感じてくるまで続けます。手のひらを下に向け、左手を3つのパイルの上を巡らせ、どのパイルが、自分の『肉体』か『知性』か『霊性』なのか直感で選んで下さい。まず最初に『肉体』が分かります。他のパイルより磁力的な「引き」があり、温かくピリピリする感覚、濃密な感じがします。そして次に、どちらか『知性』か『霊性』のパイルを選びます。『霊性』の方が軽く精妙な感じがする傾向があります。ただ微妙で、その場合は『知性』の電気的で冷たい感じで選別して下さい。【※メアリー女史のタロット・ワークブックより抜粋】
3つのパイルを選びましら、次に左から右に『肉体』『知性』『霊性』の順にパイルを並べます。次にそれぞれのパイルから、1枚のカードをめくる作業ですが、『メアリー・K・グリーア女史』は※色んな方法を説明していますが、少し分かりにくいので、僕は最も単純な、そのまま、それぞれのパイルの一番上のカードをめくる方法を取っています。
※せっかくカットしたパイルを1つに戻し、扇状に広げて3枚選ぶ方法と、それぞれのパイルを3回カットして一番上のカードをめくる方法
これで『肉体』『知性』『霊性』3つのカードを選ぶことが出来ました。
Chapter3⃣ 『僕のタロット・ダイアリーの付け方』のご紹介
次に『タロット・ダイアリー』の付け方ですが、まずは文章で説明するよりも、僕が毎日付けている『タロット・ダイアリー』の雛形を御覧ください。
タロット・ダイアリーの書き込み手順
僕はB5のノートに手書きで、ぱぱっと書き連ねているのですが、あまりに汚いのでGoogleスプレッドシートで表にしてみました。慣れてくると手書きで十分だと思います。一番上の表は、各カードごとにインスピレーションを得てワードを引き出す質問を書き込むようになっております。
そして下の各3段『肉体のカード』『知性のカード』『霊性のカード』は各カードごとにまとめ、上記ワードから一つの物語(ストーリー)となるように、自由に書き込んで行きます。
僕のタロット・ダイアリー見本
実際に、僕の書いたある日のタロット・ダイアリーを御覧ください。
日付を一番左上に記入したら一段下げて横軸に3枚の『肉体のカード』『知性のカード』『霊性のカード』を書き込みます。次に縦軸に移り、各カードを見ながらワードを引き出す質問を意識しながら、縦に書き込んで行きます。
上の表で各カードのワードを書き込んだら下の各カードの枠に移って……。
- 『肉体のカード』が語っていることは?
- 『知性のカード』が今考えていることは?
- 『霊性のカード』からのアドバイス・目標は?
を意識しながら、各カードから受けた印象からメッセージを物語のように書いて行きます。実は上の枠のワードを書いている途中で、すでにこの各メッセージが出来上がっている場合が多いです。
実はこの一連の作業は、実際の占いで行うタロット・リーディングと同じ事をノートの上で細かく分解して行っているのです。タロット・ダイアリーを付けるだけで、自然にタロット・リーディングを練習している訳ですね。
タロット・ダイアリーを書く場合の注意点
ここまで書いたタロット・ダイアリーはすべて1枚のタロットを見た印象で書いて下さい。タロット初心者で意味が分からなくても出来るだけ印象だけで、想像でもかまいませんので単語を書いてみて下さい。そのために9つの印象を引き出す質問があります。
そして最後に、あなたが持っている『タロット・バイブル』タロット教本や辞典から、カードの意味を調べ、各カードの欄に書き加えて下さい。それが赤字で書いた部分(ワード)です。
タロット・ダイアリーを活かす
最後に、できればタロット・ダイアリーを書いたその日の夜に、その日起こったことで、スリーカード・スプレッドに近い事柄や事件などを書き加える作業を追加して下さい。先の赤字のワードの下の欄に書いて下さい。※僕の見本は書いていません(空欄です)
ここまで、スリーカード・スプレッドを使ったタロット・ダイアリーの付け方を説明すると、すごく大変なように感じますが、慣れてくると簡単に行なえます。ちなみに僕はこの一連の作業を朝30分くらいで行っています。
最後に【まとめ】
今回はあなたの『タロット・ダイアリーを付けてみよう!』というテーマで……。
- 『タロット・ダイアリー』をすすめる理由
- 『スリーカード・スプレッド』を最初に学ぶ理由
- 『僕のタロット・ダイアリーの付け方』のご紹介
など説明してきました。
最後の『タロット・ダイアリーの付け方』は僕が色々試した中で、最も効率よく出来る方法に編集してあります。説明の途中でも言いましたが、このダイアリーを付けると、自然とタロット・リーディングの能力が向上するようになっています。
タロットを学んでいる方で、「なかなかタロットの意味を覚えられない」あるいは「意味を覚えても占いの実践で使えない」という方は、今回の『タロット・ダイアリー』を試してみて下さい。
早い方だと一週間か、あるいはひと月経つと、いつの間にか自然とタロット・リーディングが出来るようになっていると思いますよ。それもよく当たると評判のあなただけのタロット占いが出来るようになっていることでしょう。
