第3回【タロット・シンクロ・ワークショップ】テーマ『タロット・プロファイルを作ってみよう!』

こんにちは。Ryushoです。
お届けしておりますタロットとのシンクロをテーマとした『タロット・シンクロ・ワークショップ』Web版
第3回目のテーマは、あなたの『タロット・プロファイルを作ってみよう!』です。
※プロファイルとは、”ある人物の横顔”、”分析結果”、”略歴”などの意味を持つ英単語だが、特に犯罪捜査の分野でプロファイリングの道具として用いられ、過去の事件の動機や手口を解析・データベース化し、現場に残された状況から犯人像を割り出す方法のこと。
僕が敬愛する『メアリー・K・グリーア女史』の書かれた『タロット・ワークブック』で、彼女は『タロット・プロフィール』という言葉を使われていましたが……。※プロフィールは知ってる過去というイメージがある。
今回のワークショップでは「見知らぬ自分、自己を見出す」という意味で『プロファイル』という言葉を使わせていただきました。
この『タロット・プロファイル』を作るため、前回の第2回『タロットと深くつながるために』の中でお話した3つの『タロット・シンボル・カード』以外に今回、新たなカードが加わります。
その注目すべき『シンボル・カード』は、自分の今年を表す『イヤー・カード』に『レッスン&チャンス・カード』です。
これらに前回の『パーソナル・カード』『ソウル・カード』に『シャドウ・カード』を合わせ、まずはみなさんに『タロット・プロファイル』を作り自己分析ツールを手に入れていただきます。
その後、作成した『タロット・プロファイル』を使って、あなたが本当に知るべき人生の目的、学ぶべきレッスンなどを、ビジュアライゼーションを使い探し出す方法を解説したいと思います。
注意:これら『タロット・シンボル・カード』は昔、僕がタロットを学んだ『メアリー・K・グリーア女史』の書かれた『タロット・ワークブック』に載っていた方法を踏襲しつつ、少しだけ現在でも分かりやすいようにアレンジしたものです。

- 新たな『タロット・シンボル・カード』
- 『タロット・プロファイル』の作り方
- 『タロット・プロファイル』を使ったビジュアライゼーション
でお届けしたいと思います。
今回の内容もまたプロのタロット占い師さんや、色んなタロット教本で学ばれているか方でも、※あまり知らない内容になると思いますので、興味のある方は、ぜひ御覧くださいませ。※タロット・ワークブックを読まれた方はご存知かも。
目次
第3回【タロット・シンクロ・ワークショップ】『タロット・プロファイルを作ってみよう!』

StartupStockPhotosによるPixabayからの画像
では早速、『タロット・プロファイル』を作り、あなたの人生の最大テーマである『自分自身を知ること』に役立てていただきたいのですが、その前に、今回追加になる『シンボル・カード』の説明からしたいと思います。
単刀直入にいうと、前回の3枚の『シンボル・カード』はあなたの本質である『宿命を表すカード』でしたが、今回は、『移りゆく運命を表すカード』とでも申しておきましょう。
Chapter1⃣ 移りゆく運命を表す『タロット・シンボル・カード』
1つ目の『シンボル・カード』は『イヤー・カード』になります。これはその年にあなたが試されること、学びや経験、試練などを表すカードです。日本的に言えば年運のカードでしょうか。
イヤー・カード算出方法
〈 基本的な算出方法 〉
例:誕生日が10月19日生まれの人 調べたい年が(今年2022年)の場合
調べたい年・月・日ごとの数字を以下のように合計して下さい。(注意:2+0+2+2+1+0+1+9=17としないで下さい!)
2022 + 10 + 19 = 2051
次に、各桁の数を合計して下さい。
2 + 0 + 5 + 1 = 8 この合計数から……。
大アルカナの8番目のカード『Ⅷ 力』が今年(2022年)のイヤー・カードになります。
注意:イヤー・カードを算出する場合、前回の『パーソナル・カード』『ソウル・カード』と同様、合計結果が22以下になるまで加算して下さい。また前回同様、22は『0 愚者』のカードになります。
〈 今年はいつから始まるか? 〉
これは『タロット・イヤー・カード』だけの問題ではありませんが「年運を表す今年がいつから始まるのか?」を決める方法は二通りあります。一つは『その年の1月1日から』もう一つは『その人の誕生日から』で、両方とも対象期間は1年(12ヶ月)です。
※1月1日生まれの方でしたら、両者はピッタリと一致するのですが、年の後半生まれの方(12月生まれ)は約1年の開きが生じます。
僕は分かりやすい後者の『その人の誕生日から』を採用していますが、敬愛すべき師『メアリー・K・グリーア女史』は、両者を同時に使う方法を説明しています。
例:上記、誕生日が10月19日生まれの(今年2022年)の場合(メアリー・K・グリーア案)
メアリー案だとイヤー・カード『Ⅷ 力』は、その年(2022年)の誕生日から影響が始まり、その年の終わりまでの約2ヶ月半が影響期間ということになります。
ただ、2022年の多くの期間は『Ⅷ 力』に加え前年2021年のイヤー・カード『Ⅶ 戦車』の影響が強く(特に前半は)なると考えるそうです。そして来年2023年は『Ⅷ 力』に加え1月1日から次の年2023年のイヤー・カード『Ⅸ 隠者』が徐々に影響力を増してくると解説されています。
つまり、上記で計算した年のイヤー・カードを中心に置き、前後に前年と来年のカード配置してみると分かりやすいと思います。
この説明で分かりにくい方は、僕方法(誕生日からその年のイヤーカードが始まる方法)で考えて下さいね。どちらの方法でも構いませんが、自身の誕生日が重要(起点)ということだけは意識してください。
数秘術のレッスン・カードとチャンス・カード
実はレッスン・カードとチャンス・カードは同時に(いっぺんに)調べられます。このカードに対応しているタロットは、小アルカナのピップ(数札)です。※コート(人物の)カードは使いません。
〈 基本的な算出方法 〉
この小アルカナのピップは数秘術に連動して、前回求めたあなたの『ソウル・ナンバー』と同じ数の各スートのカード4枚(それぞれのスートに1枚)がレッスンとチャンス・カードになります。
例:1966年10月19日生まれの場合
前回の例で求めた、ソウル・ナンバーは数字 6 でした。この場合のレッスンとチャンス・カードは……。
『ワンドの6』『カップの6』『ソードの6』『ペンタクルの6』となります。
注意:ソウル・ナンバーが22の場合は『各スートの4』の4枚で、パーソナル・ナンバー19の場合は『各スートの1と10』の両方(8枚)が適用となります。
この算出した4枚の(※8枚の方もいる)シンボル・カードのどれがレッスンでどれがチャンス・カードになるかは、個人の状況によります(どれを採用するかは個人の自由という意味)
またメアリー・K・グリーア女史によるレッスンとチャンス・カードの占星術からも導き出す方法が『タロット・ワークブック』には載ってありましたが、これは占星学の知識(太陽のサイン・月のサイン・アセンダントのサイン)が必要で煩雑になるので、今回の『タロット・プロファイル』の『タロット・シンボル・カード』からは除外いたしました。
※この他、同『タロット・ワークブック』には『黄道十二宮のカード』や『黄道十二宮のレッスン・チャンス・カード』『運命のカード』『ペルソナ(人物像)カード』なども載っていますので興味のある方は、※購入できれば調べてみるもいいかも知れません。※現在入手困難で、中古でもかなり高額です。自己判断にお任せ致します。
Chapter2⃣ 『タロット・プロファイル』の作り方
ではここから、今まで求めてきたカードから『タロット・プロファイル』を作ってみましょう。とは言っても、特別な方法はなく、ただ単に、これまでの『シンボル・カード』を分かりやすく並べて箇条書きにすれば良いだけです。
色んな書き方があるとは思いますが、まずは僕の作った『タロット・プロファイル』を参考にして下さい。後、もう一点ポイントを説明すると、この『タロット・プロファイル』を書く特別なノートを一冊、ご用意いただいた方がいいと思います。
ノートを新調すること(※高価でなくていい)で、やる気も出てきますしプロファイリング(人物分析)している気分も乗すて来ますしね。
タロット・プロファイル例
僕ことRyuShoの『タロット・プロファイル』例です。こんな感じで書いていただければ良いと思います。
ブログに載せる(プリントアウトもできる)ためGoogleドキュメントにて作成しましたがノートに手書きでも構いませんしワープロソフトで作成してもいいと思います。各シンボル・カード欄にはイメージが湧きやすい文言とインスピレーション・メモ(四角い枠内)を添えてあります。
Chapter3⃣ 『タロット・プロファイル』を使ったビジュアライゼーション
上記『タロット・プロファイル』に自分の『シンボル・カード』が書けたなら「これらが自分にとってどんな意味があるのか?」 見いだす事がとても大切です。もちろんそのタロット・カードを見ただけで天啓のようにインスピレーションが得られればいいのですか……。
タロット初心者の方や、ましてや初めてタロットを学ばれる方にとっては難しいと思います。※直感力が優れていて得られる人もいる。
『タロット・プロファイル』ビジュアライゼーション・ワーク
そこで以下のワーク手順をおすすめします。
- まずは、このワークショップでも紹介した『※タロット・バイブル』のような教本でそのカードの意味を確認してみて下さい。※タロット教本はどれでも構いませんができれば古典的な本をおすすめします。
- 調べたカードの意味や説明からインスピレーションがあったものを、『タロット・プロファイル』のインスピレーション・メモに書いて下さい。※特に『タロット・プロファイル』1ページ目の『パーソナル&ソウル&シャドウ・カード』が重要です。
- 次に、それら『シンボル・カード』を日常生活に取り入れます。『パーソナル&ソウル&シャドウ・カード』を取り出し、クリアケースに挟んで、常に見える所に置きます。※フォト・スタンドで机に置くか壁に掛けてもOK
- 掲げた『シンボル・カード』から得られたインスピレーションを『タロット・プロファイル』のインスピレーション・メモに書いて下さい。朝起きた時や寝る前・瞑想をした後など一人の時ほどインプレッションが得られやすいでしょう。
- 最後に、瞑想やヨガの姿勢をとり、目の前に一枚ずつ『シンボル・カード』を置いて、そのカードの※イメージと同化しビジュアライズします。※絵のモチーフになったように想像すること。
- 最後に、『パーソナル&ソウル&シャドウ・カード』それぞれのイメージから「自分の人生で何を学ばなければならないのか?」イメージに同化した自分に問いかけて見て下さい。
これらのワークで得られたインスピレーションは、ワーク途中でも常にインスピレーション・メモに書き留めておいて下さい。どんな些細なことでも。何か湧き上がったワードでも何でも構いません。今の自分が理解できない答えでも、批判や判断をせずメモすることが重要です。時が経てば(時期が変われば)いつか理解できるようになるでしょう。
もちろん余裕のある方は『パーソナル&ソウル&シャドウ・カード』以外の『シンボル・カード』『タロット・プロファイル』2ページ目に書かれた『イヤーカード』と『レッスン&チャンス・カード』に取り掛かっても構いません。
ワーク手順は上記と同じですが、6. 最後のイメージ・ワークの質問で「自分の人生で何を学ばなければならないのか?」と問いかけた部分を「今年、自分は何を学ばなければならないのか?」「そのレッスンとチャンスはどんなものか?」に変えてみて下さい。
最後に少し、インスピレーションとビジュアライゼーションの違いについて説明しておきます。インスピレーションは直感や天啓に近く、あまり努力は関係なくタイミングによって得られる、あるいは降りてくるものです。多くのタロット占い師は、このインスピレーションに依存していますし、その能力によって優劣が決まります。
これに対しビジュアライゼーションは、文字通りビジュアライズ……。つまり目で見たものをイメージすることで、さらなる映像(ビジュアル)を見る技術です。これは訓練によって向上し誰でも得られる能力です(夜に夢を見るなら誰でもOK)
インスピレーションは先天的な能力で、それだけでは能力向上は難しいと思われていますが、ビジュアライゼーション技術から入り、上手くなって行くと並行してインスピレーション能力も上がって行くと考えます。※持論ですが……。
最後に(まとめ)
今回は『タロット・プロファイルを作ってみよう!』というテーマで……。
- 新たな『タロット・シンボル・カード』
- 『タロット・プロファイル』の作り方
- 『タロット・プロファイル』を使ったビジュアライゼーション
などお話いたしました。
最後の『タロット・プロファイル』を使ったビジュアライゼーションは、これだけで一つのワークショップが出来てしまう内容なので、まだご理解いただけてないとは思います。
その昔、僕がNHK文化センター高松で講師をさせていただいていた『インスピレーション・タロット講座』も原理は同じですが、今回のワークショップは、よりバージョンアップしてお届けしたいと考えていますので、またよろしくお願いいたします。
