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見えないもの…を撮る

 







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やはり僕は…普通の写真好きからすると、少し変わっているので、こんな事を思いついたりする。「見えないもの…を撮る」と言うか、撮りたいと思っている。目に見えないのに、どうやってカメラで撮るんだ?…って思うだろうけど、それは”もの”の見方の問題だと思う。

目の前の世界をどう見るか…。

これは写真を撮る側の、その時の心理とか認識とか、あるいは民族的なことも関係してくるように思える。今、目の前に広がっている世界という景色を、どう見るか?…どう捉えるかによって、写真に写る”もの”が違ってくると思う。もちろん、同じ風景を撮ったとしたら、露出やカラーバランスを合わせると同じ写真になるんだけれども…。

でも、おそらく雰囲気とか、目に見えない何かが違った作品になると思うんだ…。これがカメラマンと写真家との違いだと思っている。あっ説明していなかったけど、僕の考えるカメラマンと写真家の違いは、カメラマンは報道とか広告などを専門に撮る人のことで、写真家は芸術やアート作品などを撮る人…って認識です。

あっそれと…今回のアイキャッチ画像、キャプションが付けられないので、写真の説明をしておくと、これは赤外線写真と言って、赤外線フィルターを一眼レフのレンズ前に付けて、長時間露光で撮影したもの…。後で、パソコンでRAW現像する際に、ホワイトバランス調整も行っている。

別に、この写真が「見えないもの…を撮る」という答えではないけれど、僕が半年前くらいから、色んな写真技法を試していたときの写真だ。まだいい写真が撮れてないので、この写真を選んだけど、前回話した「本歌取り」…ってやつだね。知らない人は…芸術って結局は「本歌取り」を読んだ頂きたい。

少し話がそれてしまったけど本題に戻すと…僕達、日本人って「見えないもの」に、真心を尽くす民族だと思う。一番わかり易いのが、神社とかで執り行われる神事や、お祭りなんかそうだ。例えば、神事で使われる「鏡」なんかが象徴的だけど…。

あれは「鏡」に祈りを捧げているのではなくて、見る人によって見え方が違って見える「鏡」だからこそ、三種の神器の一つとして祭られているのだと思う。そして僕は、この「写し鏡」こそ、写真家が追い求める「見えないもの」なんじゃないのかな?…と考えている訳だけれど…。

まだ僕の写真の技量では、「見えないもの…を撮る」ことは難しそうだ。理屈より、まず腕を磨け…って事だと痛感しているけど、いつかきっと「誰かに届く…見えないもの」を撮りたいと思っているのであります。

― リュウショウ・オカモト ―

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