この瞬間を否定するのは…

「今、この瞬間を否定するのは…愚かなこと」
「今、この瞬間を放棄するのは…愚かなこと」
「でも私たちは…今を否定する。今と言う瞬間を放棄する」
「そして…今、この瞬間を意識せずに生きている」
「今、この瞬間を妨げる感情こそ…放棄すべきもの」
「今、この瞬間を否定する考えこそ…手放すもの」
「しかし…私たちは、その感情を優先させて生きている」
「感情はどんな時にでも芽生える。どんな瞬間にだって考えが浮かぶ」
「散歩をしている瞬間や、自転車に乗っている瞬間でも、
…また、あるいは…赤ちゃんをお風呂に入れている瞬間であったとしても、
…突然芽生え、考えが浮かぶ」
「今、この瞬間を否定する感情が…湧き上がってくる」
「その時、あなたは散歩を止めますか?
…その時、あなたは自転車を放置しますか?
…そして、その時、あなたは…赤ちゃんをお風呂の中に落とせますか?」
「あなたは、その感情によって、今、この瞬間を放棄できますか?」
「なぜ私たちは…そんな感情を持つのか
…なぜ私たちに…否定的な感情が芽生え、湧き上がってくるのか」
「それは…今、この瞬間を知らないから」
「今、この瞬間の大切さに気づいていないから」
「過去の何かを抱き続け、
…あまりにも過去を信じすぎているから」
「私たちの多くは…過去に生きている。過去という経験に生きている」
「その過去という大きなエネルギーが…否定的な感情を育み」
「過去にこだわり過ぎる感情が…否定的な考えを育てる」
「だが…今、この瞬間を否定すれば…未来はない」
「今、この瞬間を放棄すれば…未来は訪れない」
「何故なら…この瞬間は、明日への架け橋だから」
「今、この瞬間は、未来への約束切符だから」
「もし、あなたに何か考えが湧き上がったなら…聞いて見るといい」
「その考えは…今、この瞬間を否定していますか?」
「その考えは…今、この瞬間を放棄しようとしていますか?」
「もし、あなたに何か感情が芽生えたなら…聞いて見るといい」
「その感情は、過去への執着なのか?」
「その感情は、過去への愛着なのか?」
「愛着ならば…受け入れていい」
「執着なら…手放せばいい」
「愛着は…未来への創造をもたらす」
「執着は…未来への恐れをもたらす」
「これら…すべてのことは、今と言う瞬間にしか出来ないこと」
「今、この瞬間を、知ることは…自分自身と向き合うこと」
「そうすれば…きっと私たちに、すばらしい未来が待っている」
「すばらしい未来を創造することができる」
「私たちの未来は、今、この瞬間につくられているのです」
― リュウショウ・オカモト ―