苦しくて辛い修行はあなたの願いを遠ざけているという事実

運命の秘法の入門編も10回を超え、今回からは実践編ということで、願望を叶えるために実際に何を行えばいいのかということについて書いて行きたいと思います。
目次
辛い修行は願い事を遠ざける?
皆さんは何かご自身の願望実現のため、何か修行をしていますか?修行というと滝行とか座禅などを思い浮かべ、苦しいとか辛いイメージがあります。実際、日本には古くから難行苦行といわれる山岳修行とか断食とか色々あります。かく言う私もヨガや座禅など日課にしていて、修行が辛いことは当たり前と思っていました。
むしろ、修行は辛ければ辛いほど効果がある。などと厳しいルールを自分に課していた時期もありましたが、今では、そんな修行は全く止めてしまいました。それは何故かというと、苦しい感情を持つと、むしろ逆効果だからです。
山岳修行の僧侶が聞けば、叱られてしまいそうな見解ですが、運命の秘法から言えば、そういう事になってしまいます。「修行」という言葉を一般の人生に置き換えて見ますと、資格や技能などの学習やトレーニングにあたると思いますが、これらも苦しく辛いなどとばかり考えていると、成果は上がりません。
心のフロー状態が成功の鍵
これまた、大学入試で日々何時間も勉強をしている学生さんから、異論が噴出しそうですが、運命論で願い事が叶う瞬間をフロー状態と言い、心理学的に見ると、人間が何か行っているときに、完全に浸り、精力的に集中していて、完全にのめり込んでいる精神的な状態をいいます。
こんな感覚、皆さんも一度や二度、経験したことがあると思います。「願い事をあまり意識していなかったのに、実にあっさりと叶ってしまった」とか「楽しんでいたら簡単に出来てしまった」など思い当たる節があるんじゃないでしょうか。「幸せは忘れた頃にやってくる」とは誰が言い始めた言葉かは知りませんが、そういう事です。(※ことわざでは天災となっている)
心のフロー状態を実現するには
私のもう一つの特技に催眠療法(ヒプノセラピー)があります。実は私がこの技術を学んだ理由の一つが、このフロー状態を研究するためでもありました。ヒプノセラピーについては、またこのブログの中で取り上げて行きたいと思いますが、ヒプノの中でこのフロー状態に非常によく似た状態があります。それはトランス状態です。
英語でtranceと言うと「恍惚」「夢中」「有頂天」また、「失神」「昏睡状態」という意味で、通常ではない意識状態と思われがちですがヒプノでは「変性意識状態」の事で、条件が整えば誰でもこの状態に誘導することが出来ます。
実際私も、何十例というクライアントを、この変性意識へと誘導しましたが、一度も失敗はありませんでした。何故なら、普通の人も毎日最低でも2度ほど、この変性意識状態に出入りしているからです。それは夜、睡眠の直前、寝入りばなと朝目覚めた直後、布団から出たくないと思いながら夢見心地の状態です。
厳密に言えばフロー状態とトランス状態は違うのですが、多くの部分で同じ心理状態が見られます。
- どちらも精神が集中した状態
- 幸福感が感情を満たしている
- 自己に対して意識感覚の低下
- 自意識はあって反応できる
- 時間感覚のゆがみ
などが挙げられます。一言で言えば「流れに身を任せている」文字通りフロー状態ですね。
今回のまとめ
- 苦しい感情が願いが叶うことを遠ざけるという事
- 心のフロー状態が成功を呼び込むという事
- フロー状態はトランス状態によく似た状態であるという事
フロー状態は難しく考えるのではなく、自分の好きなことを楽しいと感じながら集中して行っていることで実現できます。勉強やトレーニングを楽しみながら行って、楽しくなければ止める。楽しく感じる状況や環境をつくることに専心してみてください。