タロット、占星術など、占い、スピリチュアルに関するサイト

天使学入門「追放された天使たち」新・旧約聖書編

2017/11/27
 







この記事を書いている人 - WRITER -

今回の浪漫紀行天使学入門」は聖書(新・旧約)に戻ります。その中で特に堕天使に焦点を当てたお話をしたいと思います。 😆

それでは早速、見てゆきましょう。 😉

目次

天使学入門「追放された天使たち」

堕天使ルシファー別名「サタン」悪魔を意味するこの名前を知らない人はいないでしょう。堕天使とは読んで字のごとく天国から堕ちた天使のことです。「ルシファー」とは「光をまとう者」「明けの明星・曙の子」という意味を持ち、天界では最も美しく、神から最も愛され信頼された天使でした。それゆえに神はルシファーに天界の熾天使(してんし)たちを束ねる役割を与えます。しかし、その事がルシファー傲慢の心を目覚めさせる事になったのです。

ルシファーは事もあろうに神の座を我が物にしようと企みます。そして自分に従う反逆の天使を集めます。一説によるとこの時、反逆の天使に身を落とした者は、天界の天使全体の三分の一にも上ると言われています。そしてルシファーはその反逆の天使たちと共に、神に対して「謀反の戦い」を起こしてしまうのです。この事が新約聖書「ヨハネの黙示録」に書かれているので見て行く事にしましょう。

◎新約聖書「ヨハネの黙示録」十二章3~4

また、もう一つのしるしが天に現れた。それは七つの頭と十本の角のある巨大な赤い竜であった。その七つの頭には七つの冠を戴き(いただき)、その尾で天の星の三分の一を掃き寄せて、それを地上に投げつけた

 

この「七つの頭」は昔、バビロニアにおける悪魔の象徴的な姿とされていてルシファーを意味します。そして天の星は天使を意味しています。

謀反を起こしたルシファー反逆の天使たちを神は天界から追放し、奈落の底へ真っ逆さまに落としたのです。この事を記している所があります。

 

◎旧約聖書「イザヤ書」十四章12~

ああ、お前は天から落ちた明けの明星、曙の子よ。お前は地に投げ落とされたもろもろの国を倒した者よ」「かつて、お前は心に思った。私は天に上り王座を神の星よりも高くすえ、神々の集う北の果ての山に座し、雲の頂に登って、いと高き者のようになろうと

しかし、お前は陰府(よみ)に落とされた、墓穴の底に

 

この「イザヤ書」を読むと神がルシファーを最も信頼し愛していた事がよく分かります。そしてルシファーが野心を抱き、神と対等の座に着こうとしたことが読み取れます。これが「傲慢の罪」です。

 

ルシファーが起こした謀反は天界全てを巻き込んだ戦いとなります。これが有名な「光と闇の戦い」です。そして、天界の天使たちを束ね、堕天使ルシファーに戦いを挑んだ天使がいました。大天使ミカエルです。

この戦いについてハッキリと記しているのが新約聖書「ヨハネの黙示録」です。

 

◎新約聖書「ヨハネの黙示録」十二章7~

さて、天では戦いが起こった。ミカエルとその天使たちが竜に戦いをいどんだのである。竜とその使いたちもこれに応戦したが、勝つ力がなく、もはや天には身の置き所もなかった。こうして、巨大な竜、すなわちサタンとも悪魔とも呼ばれ、全世界を惑わすあの昔の蛇は地に投げ落とされた

 

はっきりとサタンとか悪魔とか記されていて恐ろしい姿を連想しますが、実は堕天使ルシファー大天使ミカエルと瓜二つで、一説には双子の兄弟とも言われています。しかし「傲慢の罪」を犯し、地に身を落としたルシファーはサタンと呼ばれる醜く恐ろしい姿に変わってしまいます。

大天使ミカエルによって、地獄へ鎖でつながれたサタンは1千年間の間、幽閉され力を失うとされていますが、その間も地上に対し「誘惑」という姿で現れ、我々地上を悪魔の王国にし、天界への反撃を虎視眈々(こしたんたん)と企てているのです。

 

恐ろしい事にサタンの幽閉期限は、もうすでに1000年で切れてしまっているのかも知れません。考えてみれば、我々人間界の争いも全て、サタンが犯した「傲慢の罪」とまったく同じだと思いませんか?昨今のニュースを見てみると魔の所業としか思えないような、むごい事件も多く目にするようになって来ました。

 

これは何を意味しているかと言えば、私達人間の内面においても「光と闇の戦い」があるという事です。我々人間も、どちらに身を置くかによって天使にも悪魔にもなりえる危険性があるということを知っておく必要があるのです。悪魔は常に「誘惑」という姿で私達の心に入り込もうとしています。この天界の戦いは我々に引き継がれ、我々の心の中で日々せめぎあっているのです。

今回のまとめ

今回のお話いかがでしたか?堕天使ルシファーの所業、我々人間に置き換えて考える事ができます。この物語を教訓に、僕は自分が日々「傲慢の罪」を犯していないか?考えさせられました。みなさんはいかがでしたか? 😛

これからも浪漫紀行は、身近で見つけた奇跡や、みなさんに役立つ記事を中心に書いて行きたいと思います。みなさんの幸運な人生のお手伝いが出来ることに幸せを感じながら。RYUSHO

この記事を書いている人 - WRITER -

Copyright© Ryushoの浪漫紀行 , 2017 All Rights Reserved.

error: Content is protected !!