撮影スタイル…って何だ?

 







この記事を書いている人 - WRITER -

はっきり言って僕は自分の撮影スタイルが無い…と言うか…”まだ見つかっていない”…と言ったほうが良いかもしれない。写真を趣味にされている方なら、それぞれ、好きな被写体や、撮影方法なんか、あると思うけど、僕には”これだ!”…って言える撮影スタイルがまだ決まっていない。

このブログでも、何度か書いた ”町撮りスナップ” に最近ハマってはいるけど、その前は ”赤外線撮影” や” 日中シンクロ撮影” に ”花火撮影”…はたまた ”植物のマクロ”…などなど、この1年くらいて、色んなスタイルで撮ってきた。気が多い僕の性格も、関係していると思うけど…実はこれ、前にも書いた”本歌取り”…が一番の理由だ。

それでも撮影スタイルまだ決まってないの?…って自分でも思う。でも色んな方法を撮影レシピの通りに試してきたけど、どれも何かピント来ないんだ。”町撮りスナップ”は、中でも今の自分に一番、合っているとは思うけど…。

そんな中…先日、海外の写真キュレーター・コンサルタントをされている「マーク・ブルースト」さんが書いた記事を読んでいて…根本的に「撮影スタイル」に関して、僕の考え方が間違っていた…という事に気づかされた。マークさんいわく…写真家に求められるスタイルとは…。

まず対象となる分野の要素の中で、他とは異なる特徴をもつこと。写真家は個々の特徴を見定め、意図的に撮影スタイルを固定して、作品の中に織り込まなければならない。つまりメインとなる現実の被写体の中に、写真家のビジョンを投影することが重要だ。(※僕なりに解釈して短く編集してある)

こう書くと、少し難しく感じるかも知れないけど・・・要は、どんなテーマの写真を撮っても自分が追い求めるスタイルを固定して表現することが ”撮影スタイル” であって、写真家に求められている…と言うことらしい。

例えば、写真はモノクロか?カラーか?…カメラはデジタルか?フィルムを使うのか…レンズは単焦点か、オールドレンズを使うのか?…仕上げはビンテージ風か、ニューカラーか?…フォトショップでバリバリ編集するのか、リアティー追求派か?…写真家はまず、これらどの文法を使用して表現し続けるのか…自分自身に問うべきである。

…と氏は追加して説明していた。つまりマークさんの言葉を読み解くと…同じ写真を撮ったとしても、写真を見れば他の写真家と違うと分るスタイルを持て…と言うことか。そう言われてみれば、僕の大好きな写真家の森山大道さんや、アラーキーこと荒木 経惟(あらき のぶよし)さんも、撮影スタイルが決まっていて、写真を見ただけで、どちらが撮影したか一目で分るよね。

これまた大好きな鉄道写真家の中井精也さんの写真だって、同じ鉄道写真でも、彼の撮った写真は、彼の写真だと、ほぼ見分けることが出来る。中井さんの写真は”前ぼけ写真”に”夕陽ギラリ写真”…パノラマ風景にちょこんと車両写真”なんかが特徴だよね。

…そして、これらのテーマや風景、景色などが変わっても、みんな同じスタイルで撮り続けているよね。これが本当の撮影スタイルなのか…今までマークさんの言われた事なんて考えずに、ただ”町撮りスナップ”を繰り返していたけど、確かに、自分の好きな色って、決めていなかったし、人とは違う色を出す…何て考えてもいなかった。

そんなの撮っていくうちに、自然と決まってくるのかな…と思っていたけど、他の写真家の方たちが書いた本なんかを読んでいても、きちんと意識してスタイルを決めているみたいだ。まぁ今回はマークさんのおかげで、かなり勉強になったけど…まだまだスタイルで迷走しそうな予感がしているのであります。

― リュウショウ・オカモト ―

この記事を書いている人 - WRITER -

Copyright© Ryushoの浪漫紀行 , 2019 All Rights Reserved.

error: Content is protected !!