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【カバラ数秘術】『カバラ』と『数秘術』そして『カバラ数秘術』との違いは?

 
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こんにちは。Ryushoです。

今更なんですが……。

カバラ数秘術』で使われている言葉の『カバラ』と『数秘術』は同一視されている印象があります。しかし実は2つは別物なので、今回は基本的な内容になると思いますが……。

初心に立ち返り『カバラ数秘術』入門者向けのお話をしたいと思います。興味のある方はご覧くださいませ。

目次

『カバラ』と『数秘術』そして『カバラ数秘術』は、まったくの別物!?

 

他の占い(タロットや占星術など)と比べても、意外に簡単に占える『カバラ数秘術』は女性を中心に人気の占いですよね。

RyuSho
RyuSho
僕が占いを学んだ頃には、知らない人も多かったのですが……。

現在人気の、この『カバラ数秘術』の元になった『カバラ』や、ましてや『数秘術』とは、まったくの別物だというお話をしたいと思います。では早速、その違いはどのようなものなのか?個別に見ていきますね。

 

『カバラ』とは

Wikipedia『生命の樹(旧約聖書)』より抜粋

 

■『カバラ』とはユダヤの神秘主義思想のことで、『生命の樹』がその世界観を表しています。

生命の樹』は、創造の神であるエイン・ソフから流出した10個のセフィロトを十段階のステップであると考え、その最終形態のセフィロト物質的世界(王国)であるという考え方に基づいたものです。

※上図は、第1のセフィロト『ケテル(Keter)王冠)』から、第2のセフィロト『コクマー(Chokhmah)知恵』を経て、順に第10のセフィロト『マルクト(Malkuth)王国』までのステップアップを表しています。詳細はWikipedia参照のこと。

RyuSho
RyuSho
僕の、この『カバラ』についての解釈は……。

この10個のセフィロトと11個目の隠れたセフィロト『ダアト(Da’at)知識』は魂の成長を表していて、数秘術として、セフィロトのナンバー「1」から「10」と「11」の意味を合わせて考えております。※ボクの解釈です。

 

『数秘術』とは

 

■『数秘術』は、古代ギリシャの※ピタゴラスが提唱した「宇宙のすべては数の法則によって成り立つ」という考えが基本となっています。※ピタゴラスは「ピタゴラスの定理」などを発見した数学者・哲学者としても有名です。

数秘術』は英語で「numerology(ヌメロロジー)」と書きますが、これはラテン語の「numero(数)」と「logy(ロジック、論)」が混じった造語です。

数秘術では、生年月日や、現在の年号日付などは、偶然でなく必然的な意味があり、宿命運命、そして人生にいたるまで影響があると考えられています。この「数の法則」が、数秘術の基礎となっています。※ピタゴラスは『数秘術の父』とも呼ばれています。

まず「1」から「9」までの一桁の自然数を「ルートナンバー」と呼び、独自の意味があると考えます。そして、これらの数の組み合わせと「数の法則」によって、人生が明らかにされるとされています。

 

実は『カバラ数秘術』の単数変換(一桁になるまで加算)も、このロジックから成り立っています。

カバラ数秘術の計算方法の違いについて……「僕の見解をお話します」

 

このように、どんな大きな数(自然数)であっても、最終的に一桁の「ルートナンバー」に導けるため、数秘術は扱いやすく、現在の占術にまで発展したと考えられます。

また数秘術では名前などの言語(文)を扱うこともできます。これを『ゲマトリア数秘術』と呼びますが、英語のアルファベット(元々はヘブル語・ヘブライ語)の『音』に対応する数字を持っているという考えが基礎となっています。

ゲマトリア数秘術を使って、なりたい自分に変身する方法~その1

 

そのためアルファベットを数字に置き換え、あらゆるもの名前や人名も、数秘術の「数の法則」に基づいて、それらが本来持っている意味や宿命などを知ることが可能になる……という訳です。※ローマ字の姓名判断に使えます。

 

『カバラ数秘術』とは

 

さて、ここまで『カバラ』と『数秘術』の違いについてお話してきましたが、みなさん気づいたことありませんか?

RyuSho
RyuSho
そう……。今流行りの『カバラ数秘術』って、ほとんどピタゴラスの『数秘術』じゃない!?ってことですよね(笑)

だったら『ピタゴラス数秘術』で良いんじゃない! と……。でも、ちょっと言いにくいかな!

ある意味「ネーミングの問題」のような気もしますが、僕は『カバラ数秘術』と言われるようになった理由があると思います。それは『マスターナンバー』である、数「11」が、先の「ルートナンバー」に加えて解釈されるようになったことです。

つまり『カバラ』の11個目の隠れたセフィロト『ダアト(Da’at)知識』と、もう一つ、各セフィロトとセフィロトをつなぐパス(経)22個あること(タロットカード大アルカナが22枚に対応)も関係していると思います。

 

最近ではこの「11」と「22」のマスターナンバーに「11+22=33」ということで、数「33」が加わったことも『カバラ数秘術』の進化の一つでもあります。※一部、数「44」も加わってきている。

何故、ナンバー33は最強なのか? 後編

 

このように、『カバラ数秘術』は『カバラ』と『数秘術』を融合しながら進化して現在に至っているという訳です。
そしてこの『カバラ数秘術』を用いれば、宿命から性格、恋愛傾向、適職など、様々な分野の運命や適性、可能性などのヒント(メッセージ)を知ることができるのです。

また、さらに『カバラ数秘術』を研究すれば、人生のステップや、今現在の時期(運勢)なども知ることができ、今後の人生の参考にすることも可能です。

RyuSho
RyuSho
『カバラ数秘術』と上手く付き合い、過去、現在、未来にわたって、運勢を読み解くメッセンジャーとすることをおすすめします。

まとめ

 

今回は、基本に立ち返り……。

カバラ』と『数秘術』そして『カバラ数秘術』との違い。

RyuSho
RyuSho
……についてお話させていただきました。
みなみ
みなみ
わぁーっ、みなみも、知っているつもりでしたが、改めて勉強になりました。

それは良かったです。初心は大切ですからね。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次回、お会いいたしましょう!

 

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