タロットの初級者が学ぶべきスプレッド『超初心者向け』


今回は。。。『タロットの初級者が学ぶべきスプレッド』です。
クライアント(相談者)からの質問に対して、適切なスプレッド(展開方法)を選ぶことはとても重要です。もっと言うとクライアントは何をどう質問したらいいか定まっていない場合もあります。

クライアントの状況に応じたスプレッドの選択をすることは、あなた(占い師)のインスピレーションにかかっています。とは言っても、数多くのスプレッド法に精通していれば良いという話でもありません。

タロット占いの初級者が、まず学ぶべきスプレッドについてお話したいと思います。


タロットの初級者が学ぶべきスプレッド『超初心者向け』

しかしながら、スプレッドが強力なので占いが当たるという訳ではありません。一番大切なことは。。。
あなたの直感によってクライアントの質問に適切なスプレッドの選択をすることです。
しかしクライアントの抱える問題があまりに複雑な場合や、あるいは問題の焦点すら定まっていないとき、あなたならどうしますか?


『イエス・ノー・スプレッド』です。


しかし、”あなどることなかれ”…簡単なスプレッドなので安易に考えがちですが、僕の考える最強最良スプレッドの一つです。

■イエス・ノー・スプレッド手順
シャッフルとカットした一組のタロットカード(78枚)を、絵柄を表向き(見える)にして片手に持ち、トップから1枚ずつ数えながら13枚までテーブルに置いていき、ひとつのパイル(やま)をつくります。
ただし途中(13枚まで数える間に)エースのカードが出たら、そこでストップし次のパイルをつくります。
2つ目のパイル(やま)も同じように1枚ずつ数えながら13枚までテーブルに置き、途中でエースが出たら、そこでストップします。
これと同じことを3回繰り返し、合計で3つのパイル(やま)をつくります。
■イエス・ノー・スプレッド判断
3つのパイルのトップにあるエースのカードのみを確認します。正位置のエースは「イエス」、逆位置のエースは「ノー」とします。そして、どちらの向きのエースが多いかで判断します。
もし、正位置、逆位置のエースが1枚ずつ出た場合(残りの1枚はエース以外)は、このリーディング(占い)の結果は無効(判断すべきでない)とします。※エースが1枚も出なかった場合も無効とする。
なお、このスプレッド法は『タロット教科書』第二巻の中でも紹介されています。

イエス・ノー・スプレッドは簡単で、質問があいまいでも行えるスプレッド法なので、どの教本でも最初に学び、簡単なだけに安易に使ってしまいますが、万能で…すばらしいスプレッド法です。


まとめ
今回は、超初心者向けに『タロットの初級者が学ぶべきスプレッド』のお話をさせて頂きました。
占いをしていると…つい派手なスプレッド(ケルト十字法とか)を選んでしまいますが、問題はクライアントの状態を無視して、同じスプレッドばかりに頼ることです。
タロット・リーディングとは色んなスプレッドを駆使して、問題解決の糸口をクライアントと一緒に探ること

