西洋と日本ではこんなに違う成功の考え方。本当の成功とは自己表現だ!

成功とは、あなたにとって何を意味しますか?おそらく誰しも、子供のころから、大人になった今でも考え続けている問題でしょう。
成功について先人の色んな格言や、心理学の本、ビジネス書などが売られていますが、そもそも、あなたにとって成功とは何か?が分かっていないと、成功という目的地には到達できません。
こんにちは。RYUSHOです。 今回の浪漫紀行のテーマは「成功とは何か?」について考えてアメリカの心理学者が調査研究した結果と合わせて行きたいと思います。
目次
昔の僕の成功の考え方
冒頭の問いかけに僕なりの考えを述べたいと思いますが、成功と一口に言っても、年齢や性別、立場などでその答えは変わってくると思います。
僕が学生だったときは、成功とはまず、学業でいい成績を取り、いい学校に進学することでした。小さな成功といえば、高校生の時、部活でクラシック・ギターをやっていたので、全国大会でアンサンブル部門で優勝することくらいでした。※結果は関西地区で準優勝でした。 😆
そして、いい大学を出て、いい会社(企業に)就職することが人生の成功(目標)でした。実際、大学はたいしたことありませんでしたが、技術系の学校で資格も持っていたので、東京の大手電気メーカーの電算室(今で言うシステムエンジニア)に就職できました。
手前味噌で申し訳ありませんが、成功か失敗かといえば、僕の人生は成功だと、この時思いました。しかし僕は1年半後にせっかく就職した会社を辞めてしまいました。
それは何故か?月の平均残業時間が130時間を越えることや、出身大学が三流で大企業では出世が見込めないことや、細かい理由はいろいろありましたが、一番の理由は「自分の表現したいことが仕事の中に無かったこと」です。
西洋と東洋でこんなに違う成功の考え方
今考えると、僕の話、驚きますよね。当時の僕は「成功とはいい会社に就職すること」と本気で思っていました。しかし、いざ仕事を始めると、本当に自分のやりたいことではなかったと気づいたのです。
情報処理(コンピューター)の資格も周りの大人に、取っておいたら後々(就職に)役に立つから、と言われ取ったに過ぎませんでした。そう、僕にとって成功は、ただ大企業に就職することだけだったのです。
アメリカのミシガン大学の心理学研究で、東アジア文化と西欧系アメリカ文化の人を対象に比較調査が行われました。
研究結果から言いますと、東アジアでは、大きな池の中の小さな魚を好む傾向があるそうです。それに対して、北アメリカでは、小さな池の中の、大きな魚になろうとするそうです。
池とか魚は、ある種の比喩(ひゆ)ですが、これに近い故事ことわざで「鶏口となるも牛後となるなかれ」(けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ)という言葉があります。
「史記」蘇秦列伝に出てくる故事ことわざで、意味は、大きい団体の配下として服従しているよりも、独立した小さいの団体の長である方がよいという意味です。実は僕の祖父が口癖のように言っていた言葉です。
我々日本人の多くは、大きな池、つまり大企業の中で、小さな魚、企業の歯車になることを目指します。僕の最初の就職がまさにそれでした。
最近の日本は幾分、これと違った考え方の人も増えてきましたが、アジアの発展途上国では、まさに昭和の時代に僕が経験した学歴至上主義に走っています。
まだ、日本でもそんな思考停止した人々が多く存在する場所があります。東京霞ヶ関に住む高級官僚と呼ばれる人々です。東大に入り各省庁に入省することが成功の人たちです。
アメリカの官僚がどうかは知りませんが、研究結果によれば、アメリカ人学生の多くは、小さなサークル内に身を置き、その業績内容を評価して、自分がやりたい事と、その内容(仕事など)と関係することだけに集中する傾向があるそうです。
つまり、サークル内で自分がやりたい事だけに挑戦し、キャリアとか資格を獲得することを成功(目的)としているそうです。
そして、面白いデータでは、アジアでは成績優秀な学生のほとんどが有名大学に進学し大企業に就職するか官僚になるそうです。
これに対しアメリカの学生は全体の3分の1だけが、上記と同じ経路を進みますが、残りの3分の2は、多くが起業するか、より小さな会社で、よい業績を上げることを選んだそうです。
本当の成功とは、自己表現できたかどうか
アメリカの文化がすべて正しいとは言いませんが、この成功に対しての考え方は見習うべき事が多いように思います。
東進予備校の講師でテレビで有名な林修先生が東大生に言われていたことですが「東大で本当に優秀な人間は上位5,6%だ。そのほとんどが人生の目標を持ち起業するか企業内でも成功している。大学に入学することが目的にならないように、大学で何を学び、何をするかが人生では重要だ」と言われていました。※表現は違うかもしれませんが意味的にこのような内容だったと思います。
今回は東大をディスる事が多いですが・・・ 😆 僕が企業に勤めていたとき、2人ほど東大出身の後輩がいましたが、2人とも知識はあるけど知恵がない、言われた事しか出来ない、いわゆる思考停止タイプでした。またディスってすいません。しかしこれが日本の文化だったのです。
アメリカの学生のように、若い頃から自分のやりたいこと、どんな分野や環境であっても、自分を表現することを日頃から考え、探していると、ただその場所にしがみつく生き方にはならないと思います。
冒頭の質問「あなたにとって成功とは」に、今の僕が答えるとしたら「自分をきちんと表現できているか」と答えるでしょう。また成功は周りが評価することではありません。あなたが判断することです。
今回のまとめ
いかがでしたか?今回は僕の考えを書きましたが、違う考えの人もいると思います。しかし僕はあなたとは違うというのも自己表現です。
僕は今のこの仕事のほかにアートで自己表現できたらと思っています。表現方法や目標は変わってもいいと思います。ただ何もない人生、自分が死んだ人生よりは、毎日が楽しい生き方、自由な生き方がしたいだけです。
これからも浪漫紀行は、身近で見つけた奇跡や、みなさんに役立つ記事を中心に書いて行きたいと思います。みなさんの幸運な人生のお手伝いが出来ることに幸せを感じながら。RYUSHO