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空亡の時期に結婚は本当にいけないのか?

 







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このところ意図している訳ではありませんが「空亡の時期に旅行しろ」だとか「方位を間違わなければ転居もOK」だとか書いているので、四柱推命の専門家の方から、お叱りを受けてしまいそうです…(笑)

最近書きました空亡の記事ついてまだ知らない方は…

毒を以って毒を制す…的な「空亡の解き方」とは…をご覧下さい。

今回のテーマもまた「空亡の時期に結婚してはいけないのか?」を取り上げたいと思います。

僕は四柱推命の専門家ではありませんが、約20年前から西洋の占星術とタロットを中心に面談鑑定を行ってきましたが、東洋の四柱推命や方位学、風水、宿曜なども段階的に勉強し、知識として取り入れて来ました。

ですから、適当に、この記事を書いている訳ではありませんので…専門家の先生達はそんなに怒らないで下さいね(別に本当に抗議されている訳ではありません。笑)

 

目次

空亡と結婚のテーマについて

何故、空亡結婚についてのテーマを取り上げたかと申しますと、占いで面談鑑定をしていたときに、結構多かった相談だからで、僕は当時、空亡に対しての誤解が多くて困っていました。例えば…

私たち空亡(大殺界)の時期に結婚してしまったんですけど大丈夫でしょうか?

…とか

空亡(大殺界)の時期に子供が生まれました。子供が心配です。

…とか

知らずに、空亡時期に家を建ててしまいました。引っ越したほうがいいでしょうか?

…なんていう相談を多く受けました。おそらくこれは大殺界で有名な六星占術の功罪だと思われます。基本的に四柱推命の空亡と大殺界は同じ時期(期間は2年と5年と違う)に当たります。

 

天中殺と大殺界の功罪

うんちく:昭和の時代にテレビで紹介された和泉宗章という人がいて、算命学を世に広め、空亡天中殺と呼びはじめました。人気を博していましたが、ある占いが外れ和泉宗章は占いの第一線から身を引いてしまいます。

その後、天中殺に干支の陰陽で、影響の出方が違うと主張して、天中殺の前の年も含め、大殺界(当初3年間)と呼び、一大ブームを巻き起こしたのが六星占術の細木数子です。(※歴史上の人物や弟子でないので、さん・先生などの呼称については基本的に使いません。織田信長さん…て変ですし、先生は尊敬の念が必要です)

 

その後、大殺界の上に、さらに乱気・健弱の年を、小殺界と呼び、都合5年間不運時期として、その間に、悪い事が起これば「私の言いつけを守らなかったからだ」と言い、何事も無ければ「私の言う事を聞いたから不幸から逃れることができた」と言い人気を博しました。

テレビ局が悪いのですが、当時はタレントなどの出演者などが、よく番組で叱られていて、今ならパワハラ・セクハラで訴えられても仕方ないと思うほどでした。(これも一つのパワハラ・ショーだった)

当時の視聴者は従順でテレビを信頼していたので、大殺界悪い事が起こる時期(それも5年間も)として定着してしまったのです。心理学的にいえば、人間の恐怖心理を上手く利用したブームだったと言えます。

 

空亡の時期に結婚

しかし、ブームから10年以上経過した今でも、大殺界の悪いイメージは、我々庶民の間に浸透していて、一部時期が被る「空亡の時期イコール悪い時期」として考えられ、その上そんな空亡の時期に「人生にとって大切な結婚をするなどダメだ」…なんて言っているプロの占い師も意外と多いのです。

20年近く、実際の面談鑑定をさせて頂いて、多くの方々の転機(学生から社会人、結婚、出産)を通して見て来た僕が、その経験からはっきりと言えることは…

空亡の時期に結婚しても、悪い事は起こりません

むしろ、空亡の時期を選んで、結婚や出産、子育てなどをスタートさせたほうが良いと思っています。

何故なら、長年、僕の占いカウンセリングを受けていた方には伝えてきましたが…

結婚など、人生の大きな転機には「ゼロに戻る」空亡時期は適しているからです。

この辺りの事は以前の記事…

空亡とは運が下がる天中殺にあらず「摩訶不思議な空亡について考えてみる」…をご覧下さい。

上記、記事の中にもありましたが、空亡の時期には「環境の変化人間関係の変化」が起こりやすいとされてていますが、人生の転機である、結婚、出産は(子育ての準備)は空亡でなくても、大転換時期になります。

 

例えばもし、運勢が再開財政充実などの、いわゆる発展収穫時期と、結婚が重なったとすれば、大変です。新居への引越し、職場など環境の変化への対応、中には職種を変えたり、される方もいらっしゃると思います。

特に女性の方は環境の変化多くなりますので、大変です。そんな時期にわざわざ仕事が忙しい(仕事が楽しい。あるいは仕事のチャンスがある)時期と重ねなくてもいいと思います。

もちろん、発展期に結婚してはいけないと言っている訳ではありません。キャリアウーマン的な方で、仕事との両立が出来る人や、夫婦で家庭的な協力体制が取れるカップルなど、色んなケースが考えられますので、すべての結婚が空亡の時期がいいと言うつもりはありませんが、一般論として…

あまりに広がっている「空亡の時期に結婚はダメだ」という間違った認識を正したい!

…という気持ちだけです。

良くも悪くも、空亡をどう使うかは、みなさん次第です。

実際に、空亡時期に結婚(入籍)された長く幸せな、ご夫婦(年をとっても仲良し夫婦)も知っていますし、子供が生まれて、仕事一筋だったご主人が、子育てに奮闘されているご夫婦も、いらっしゃいます。

 

空亡時期におススメな事は?

では、空亡時期にすべきポイント2つお話します。それは…

新たな環境へのチャレンジ」です。

今回の記事テーマが「結婚」ですから、結婚を選べば、必然的に新たな環境になります。なので「あなたの人生に必要な新たに興味あるもの」を始めてみてはいかがでしょうか?

例えば、子育ては大変ですが、それにあわせて「食へのこだわり」を変えるとか(食育学習とか)、新居に夫婦の「癒し空間を作る」とか(生活スタイルを変えるのもOK)

なので、2つ目のポイントは…

この時期にチャレンジするといいポイントは「家庭環境」改善です。

そういう意味で、良いことは新居を建てる(計画する)というのもいいですね。(ますます大殺界、天中殺の専門家と言うことが逆で、もう抗議の投書が来るレベルですね。笑)

僕の記憶が正しければ、大殺界の先生は、ご自身が空亡の時期に京都に豪邸を建てられたはずです。(違っていたらスイマセン。しかし大殺界中だったはずです。※空亡と大殺界は期間が違う)

つまり、空亡の(反転の作用やゼロに戻る作用が働く)時期には「家庭環境を整える」と運気が良くなるという事。普段は思っていても、なかなか進まなかった事が進んだり、新たな自分を発見できたりしますよ。

 

今回のまとめ

今回は「空亡の時期に結婚してはいけないのか?」というテーマで書いてまいりました。僕の運勢学の基本的なスタンスは…

川の流れに身を任せる」ことです。

とは運勢の事ですね。流れに逆らって泳ぐのではなく、流れに沿って、上手く生きること。時には失うことも受け入れて、新たな自分を発見すること(時代に乗って生きる)が、一番重要だと考えています。

しかし人は、環境の変化を一番恐れます。変わらない仕事、人間関係、家族などが、一番の安心、安定だと思うのでしょう。でも人生において、一生変わらず生きられる事はありませんよね。

だったら、その変化を楽しんで利用する。これが空亡の考え方です。

ただし、どの考えを信じ選択するかは、みなさん次第です。僕の考えを強制するつもりはありません。他の伝統的な空亡の考え方(※空亡時期は何事も変えてはいけない)や、大殺界や天中殺などを信じている方は、僕の考えを採用しなければいいだけです(抗議は受け付けませんよ。笑)

今回も、少し長くなりましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。みなさんに幸せが訪れますように。Ryusho

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