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引田ひなまつり…の「お雛さま」

 







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日曜日くらいからは天気が崩れるとの予報で…週末の土曜日に、どこか町撮りスナップに出かけようと思っていた矢先に…ふと「引田ひなまつり」の広告に目がとまった。県外で…引田(ひけた)という場所を知らない人のため簡単に説明すると…

引田(ひけた)は…香川県の東、徳間県との県境に位置する”東かがわ市”の旧市街地で…「引田ひなまつり」は毎年2月末から3月3日にかけて開催され、今年で17回目を数えます。かつて引田では女児が誕生すると初節句の折に、この地域独特の「引田飾り」(※アイキャッチ画像)と呼ばれる飾りつけをして…親族や近所にお披露目をするという風習がありました。この風習を”引田まち並み保存会”によって現代によみがえらせたのがこのお祭りで…引田の約60軒以上の古いまち並みに、200年前の江戸時代から現代までのお雛さまや、創作雛人形に地元の園児たちが作った雛飾りなど…まち全体がお雛さま一色で飾らるお祭りです。― 東かがわ旅ナビ調べ ―

…という訳で、さっそく町撮りスナップに出かけた。車で自宅から1時間の予定であったが…引田に入る少し前の国道で渋滞にあい15分ほど余分にかかった。しかし…旧引田小学校に設置されていた指定の駐車場には、地元の方の誘導もあって、すんなり駐車することが出来た。

ここからは僕の撮ったスナップ写真を見ていただきたいが、かなりの枚数を撮ったので今回は「お雛さま」というテーマを中心に紹介したいと思う。このあたりのまち並みは、讃洲井筒屋敷や讃洲笠屋邸などの豪邸に、手袋の紡績産業や昭和ブギの女王と言われた笠置シズ子さんが育ったまちなど…情緒あふれる古いまち並みが、またいい感じなのだが…回を改めてブログを書きたいと思う。

JR引田駅から来ると順路が逆になってしまうのだが…車を停めた駐車場からまち並みに一歩足を踏み入れると、一気に時代を遡ってしまった。これは入ってすぐに横にあった地元で「ぎおんさん」と呼ばれる八坂神社に飾れたお雛さま。若い女の子三人がお参りをしていた。

外から覗いた「ぎおんさん」の社の中には、全体に見事なお雛さまが飾られていた。一気に桃の節句…感が沸いてきた。

ではさっそく、引田のまち並に出かけてみよう。古い建物が立ち並ぶ小路を歩くと…。

所々にひな祭りらしい飾りつけがされてあった。

これなんかもそうで…窓の格子にもお雛さまの飾りつけ…。

こっちは…格子の中のお雛さま…。民家なのにショーウィンドーにも見える。

まち角に、あまり僕の地元でも見たことのない雛飾りがあった。特に…至るところに”椿”が飾られていたのも印象的だ。

家の中を覗くと…まち角と同じ、変わり雛の段飾りがあった。これは引田ひなまつりのパンフレットにも載っている。

さて、ここからは…少し歴史あるお雛さま。これは山本醤油さんに飾られていた昭和15年の段飾り…あまり近寄れず望遠レンズもなかったので広角(引きの絵)で…。

こちらも三好家さんの江戸時代末期150年前のお雛さま。かなり古いが…細かい細工が、また見事だった。

さらにこちらも古く…今回の引田ひなまつりで一番古いお雛さま。手元の資料によると手槌家さんの200年前の古今雛だそうだ。これは少し近くまで寄れたので…アップでも撮影してみた。

これまた近くで見ても細かい細工が素晴らしくて…保存状態も…とても200年前のお雛さまとは思えない程。

ここで少し一休み。一服入れてから…ここからは現代のお雛様たち…。

小さな女の子の草履(ぞうり)たち…。貸衣装屋で借りられるのを待っている。まちでは…着物姿の小さな女の子をたくさん見かけた。

こちらは…近くの保育所の子どもたちが作ったお雛さまと雛飾り。”うれしいひなまつり”の文字が園児のにぎわいを想像させてくれた。

こっちは…大きな人形のお雛さま。こちらも引田ひなまつりのパンフにもなっていた。お雛さまの前では…いくつになっても女の子に戻る。

さて、これはちょっと変り種。実は男の子だってひな祭り…昭和ブリキ館前で昭和のおもちゃに夢中な男の子たち。ブリキのおもちゃの写真は多く撮ってあるので…また違う回で紹介したいと思う。

でも、やっぱり…ひな祭りは女の子のお祭り…。お人形に着せた着物は…実際に子どもの時に着たものかな…。

また、面白い飾りを見つけてしまった。これは小さな小さな、お雛さまのお嫁入り。指先よりも小さくて…。

虫眼鏡の大きさで、その小ささが分るかな?

そして…最後のお雛さまは現代の京雛。この家の方に伺うと…雛飾り一式は、今は高校生になったお嬢さんが初節句の時から揃えたものだそうだ。椿や着物羽子板にお人形のひと揃えは…他の家でも多く見られた。

町撮りスナップ…ということで、いつものRICOH GRで撮ったが…気がつけば500枚以上も撮っていて、これ以外にも一眼レフのNikon D5200でも撮ったので700枚くらいの撮影枚数になった。なるべく実際の色に近づけたくて、モノクロとかエフェクトは使わずにJPEG撮って出しの写真でお見せしました。

全部は紹介しきれなかったけど、まだまだ、たくさんのお雛さまと出会えたし…また家それぞれの飾りつけなどの特色もあって、たいへん面白かった。今回は「お雛さま」にスポットを当てて紹介したけど…古いまち並や、売られていたかわいい小物もたくさん撮ってあるので…また機会があれば紹介したいと思う。

それにしても…同じ地元でも、こんなにも風習や特色が違うのか…と感心させられた町撮りスナップでした。

― リュウショウ・オカモト ―

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