バンクシー…高松港にも現る?

 




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今朝、いつものようにパソコンを開き、ネットニュースを読んでいて…気になる一文が目に飛び込んできた。「バンクシー高松に現る」だった。

町撮りスナップを楽しんでいる僕にとって…あまりに有名でミーハーな被写体だと思ったので、撮るのは止めておこうと思ったけど…自宅から近かったこともあって撮りに行って来た。でも正直に言うと…バンクシーの絵を実際に見てみたい…という気持ちが勝ったのが本当のところだ。

バンクシーについて、最近、日本のマスコミでも何度か取り上げられているので、知っている人も多いと思うけど…まだ知らない人のために紹介したいと思う。

バンクシーは、イギリスのロンドンを中心に活動する覆面芸術家の事で、社会風刺的グラフィティアートやストリートアートを世界各地にゲリラ的に描くという手法を取る。バンクシー本人は自分のプロフィールを隠そうとしていて、本名をはじめ不明な点も多く、大作を短時間で描くことから、複数人によるグループ説もある。― ウィキペディア調べ ―

覆面芸術家なんと言うと、聞こえはいいけど…実際は落書きであって、厳密に言えば軽犯罪になる。ただ…なぜバンクシーがアーティストとして世界的に認知されているか…といえば、まず、グラフィティアートのクオリティーの高さだと思う。

気になる人はGoogle検索で「バンクシー画像」を見て欲しいけど…僕が一番心をつかまれたアートは「Girls and balloon」風船と少女で、少し前にオークションで1億5000万で落札された際に、会場で半分ほど細断され、話題になったやつだ。

 

これと同じモチーフのグラフィティアートは千葉県の公園でも見つかったらしいけど…高い金額で落札された作品を落札者の目の前でズタズタに細断するなんて、金持ちに対しての皮肉と言うかブラック・ユーモアが効いていて、これも、バンクシー流のアートなんだと感心させられた。

僕個人の意見としては、ニューヨークの地下鉄などで、よく目にする落書きなんかよりは断然、アートを感じるけど…それにしても、なぜバンクシーだけが公共の壁に描くことが許されているのか?…の答えにはなっていない。ただその一つの理由が、バンクシーの活動拠点であるイギリスのロンドンにあると思う。

ロンドン市内にはバンクシーのアートが数多く見つかるらしいけど…その多くがパレスチナ問題や移民問題、それから消費者主義や金権主義などに対しての警鐘を鳴らすような作品が主で…見つかるたびにニュースになっていて、いわゆる社会風刺アートとしての意味合いが大きいと思う。

ただし、バンクシーのアートは10年以上前から見つかっているけど…最近のイギリス以外の海外で話題になる理由は他にあると思う。それは各国自治体がバンクシーの名声にあやかり、観光資源の一つとして利用したいという思惑が透けて見える。事実…ある国の地方自治体が、市民からバンクシーの風刺が差別的だとの苦情を受けてグラフィクを撤去した後で…その商業的価値に気づき…

「街の海岸通りに再度バンクシーがグラフィティを描いてくれることを待ち望んでいる」との異例の声明を発表したことからも分る。しかしこの事自体が、バンクシーの消費主義への警鐘というメッセージに皮肉にも相反していて…先ほどの細断された「Girls and balloon」と同じように…バンクシーがほくそ笑んでいるじゃないか…と考えてしまうのは、僕だけではないと思う。

 

さて、前置きが少し長くなってしまったけど…ここまでのバンクシーの話を踏まえて、我が町、高松で見つかったバンクシーと噂されているアートを見ていただきたい。

傘とカバンを持ったネズミのグラフィティアートで、同じ形のものが東京でも見つかっている。すぐ近くに、もう一つ同じ絵柄のグラフィティアートも見つかった。

こっちは古いのか、かなりこすれていて…一部、剥げかかっていた。ただ、側にある赤い高級ブランドのマークとの対比が…偶然か意図的なのか?…真偽は分らない。

これら2つのバンクシー・アートが見つかった場所は…高松港(サンポート高松)の一角にあるスケートボード場で、中央に設置されている2台のジャンプ台の側面に、一つずつ描かれていた。ただし、僕がイメージしていたより、ずいぶん小さかったので、最初はスケートボード場を、あちこち探しまわってしまった。

すると近くで犬の散歩をしていた夫婦に「バンクシーですか?」と声をかけていただいて場所を教えてもらった。

まず一つ目は、傾斜のついたジャンプ台の側面で見つけた。近くには他の落書きもあった。

えっ、こんなに小さいの?…とみんな思ったと思うけど…僕もそう思った。大きさは、だいたい僕の手のひらくらいの大きさで、引きで見ると…こんな感じだ。

もう一つのアートは正方形の台の側面、右側にあるやつで、ドルガバの赤いマークが印象的だ。ただし、バンクシーと思しき落書きアート以外にも、到底バンクシーとは思えない落書きも、何個か見つけることができる。

写真というのは…そのサイズ感や質感(色温度)など…実際の目で見た感覚と同じではない。特にアップで撮影した画像などは、実際より迫力が増したり、よく見えたりするのも事実である。今回の記事のアイキャッチ画像もまた、意図した訳ではないけど…みんなの目にはどう写っただろうか?

今年2月6日に、バンクシーの情報が高松市に寄せられニュースにもなったけど、僕の目で見た第一印象は「バンクシーの本物ではない」…というものだった。

ただ市によれば、この絵は10年以上前から描かれていたとみられていて、市としても今後、本物かどうか確かめることにしているらしい。ただ僕は、ここ以外にも見つかった多くのバンクシー・アートは模倣作品も多く含まれていると思う。何故ならバンクシーの高いクオリティーのグラフィティアートと比べて、これくらいのクオリティーなら僕にも真似できてしまうと感じてしまったからだ。

ただし公共物への落書きは犯罪になるので、決して模倣犯にならないように気をつけてもらいたい。真偽については、高松市の発表を待ちたいと思うけど…それまでの間、自分の目で見てみて、友人とか話題にしてみるのも楽しいかな?…と感じた。 ― リュウショウ・オカモト ―

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