「力を抜く」ことから始まった写真

 







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何も写真に限った話ではないけれど…「力を抜く」って難しいと思う。他の人から期待されていると、特にそうだけど、そんなのが無くても、勝手に肩に力が入っていることって…あると思う。

そんな僕が…「町撮りスナップ」に関心が向いたのは、肩の力を抜いて、ただ自然にカメラを楽しみたかったから…。僕なんか、ただ趣味でカメラを始めた訳だから、最初からそうすれば良かっただけの話だけど…何だか自分の性格からか「極めたい」なんて勝手な思い込みで、いつの間にか「力が入って」しまっていた。

そんな僕の「自己の解放」を促がせてくれたのが「町撮りスナップ」だった。…とは言っても、まだ始めたばかりで、そんなに写真を撮ってはいないけど…スナップを初めて約半年で、パソコンのハードディスクの容量をほぼ独占していて、そろそろ増設しないとまずいかもしれない。

一枚の写真を撮るのに、すごく時間をかけて構図や露出、ホワイトバランスなんかも色々試しながら渾身の一枚を仕上げるのではないので…僕のパソコンの中はいつの間にか、写真であふれ返り、一種のカオスと化している。でも面白いもので、先日、見返してみると…下手なりに撮っていた「渾身の一枚」より…アート的な写真が多くなっていることに気が付いた。

ただこの場合の「アート的」とは、他の著名な方が評価してくれた、いわゆる芸術作品…って意味ではなくて、誰も撮らないような、ニッチな写真のことで…収集癖写真に近いような気がする。

引田手袋工場資料展示品 RICOH GR Lens=18.3mm F2.8  ハイコントラスト白黒

例えば…古い煙突ばかりの写真とか、古くなった看板や、昭和の香りがする広告などなど…そんな写真のオンパレードだけど…ただ僕にとってアート的と感じるものは「何だこれ?」…って見た瞬間に脳が反応することかな。だって、どんなに綺麗な写真でも、見た瞬間に分る写真は、脳の中でスパーク(閃き)が起きないから…。

あと…よく見たけど結局最後まで、何の写真か分らない”もの”も、それはそれでアート的写真じゃないと思う。見た後で、何だ…これが写っているのか…と分る写真の方が、僕の思うアート写真で、それはどんな世界観であっても、面白い写真ってことになるよね。

これは「力を抜く」ことから始まった感覚なんだけれど…写真を通して、世の中の見方も変わってきたような気がする今日この頃であります。また今回も、つたない戯言(ざれごと)だったけど…最後まで付き合ってくれて、ありがとう。

― リュウショウ・オカモト ―

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