真正カバラの叡智を学ぶ|選択の自由と束縛

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【真正カバラの叡智を学ぶ】にあたって、このブログでは読者と共に学ぶスタイルでお届けしております。
学びシリーズ12回目の今回【真正カバラの叡智を学ぶ】のテーマは…
『選択の自由と束縛』…その意思は、どこまで許されるか?
…でお届けしたいと思います。


私たちに与えられた宿命(さだめ)は、どこまで選択できるのか?
…という問題を考えるテーマだよね!
そこで今回の…
学ぶポイントは4つ
- 『自由意志という幻』
- 『環境の影響』を考える
- 『選択の罰と褒美』
- 『選択に対しての3つの教え』
…です。
尚、今回も、この学びと研究は…
カバラの教育研究所『ブネイ・バルーフ』のサイト内容を元に学んで行きたいと思います。勉強したい方は、先にご覧いただいても構いません。
上記サイトは日本語でYouTube動画もありますから『真正カバラ』について、深く学べると思いますが…まったくカバラを知らない人にとっては、少し理解しにくい部分もあると思います。

目次
選択の自由と束縛
私たちは本当に、自分の自由な意思によって、人生を選択しているのでしょうか?
僕は、ずいぶん昔から、人間は『自由に生きることは、どこまで許されるのか?』…といつも考えている変な奴でした。(今もそうですけど…笑)
人間は他の動物に比べると、自由に生きているように見えます。
しかし、それは…
- 本当に自分の『自由意志』によるものなのか?
- 何かに操られ『束縛された意思』ではないのか?

『カバラの叡智』で、このあたりを学べますので、いっしょに考えて見ましょう!
『自由意志という幻』
先ほども言いましたが、私たち人間は、自分たちの行動を考えると、それが、何かに強制され、義務付けられた、選択の自由のないことに気づきます。
例えば…私たち人間の行動の原理は、喜びか苦しみ、あるいは好きか嫌いかの選択に基づいています。

私たち人間は社会において、嫌な事柄や、人など、自分の心に従って拒否する自由はありません。
では、なぜ拒否できないのか?…それは未来のため、将来の目的のために、選択できず苦痛に耐えています。
いや、これも自分の自由な選択な一つだと、考える人もいるでしょう!…しかしこれは選択では、ありません。これは計算です。未来のため『損得という計算』をしているのです。
…ということは、私たち人間は、置かれた社会や環境によって束縛され、その小さな範囲の中で『自由意志で選択』をしているという錯覚をしているだけなのかも知れませんね!
あるいは、この世界の社会や環境を創った『※デザイナー』の意思によって、私たちは苦しみや喜びを与えられながら、成長し目標(未来)へと導かれている…と考えられます。※創造主のこと
これを『真正カバラの叡智』の教えに学ぶと…
人が何を楽しいと感じるかは、※社会の環境に左右されます。人が作り出す全ての瞬間は、※社会の好みを反映していて…意思の自由はなく、人は自分自身の支配者ではありません。私たちが自分自身の支配者でないのであれば、私たちは自分の欲する通りにではなく、※社会が指示する通りに行動するしかなく…そこに褒美も罰もありません。カバラの教育研究所『ブネイ・バルーフ』のサイトより抜粋
僕は、※社会を、この世界の『システム』あるいは『プログラム』と読み替えて理解しています。
『環境の影響』を考える
社会という環境の影響を考えた場合、人間は、やむを得ず、その環境に置かれているわけではありません。私たちの成長は環境との接触を通して形成されるものです。
原因と結果
ただし、私たちが選択する社会は、親、友人、先生、尊敬する人、あるいは書物などによって常に影響を受けています。
ある意味、あなたが今の環境を選んだのは、友人のせいかも知れません。また、あなたが子供のころから受けた親の考えなどが、少なからず影響しているはずです。
「いや私は、親が敷いたレールを拒否して、自分で選んだ!」と言う人もいると思いますが、その選択すら、親の意思以外を選ぶという影響と受けているのです。
これもまた、本当の意味での自由意志ではなく、僕は『※デザイナー』が創った『プログラム』の一つと考えています。※創造主のこと

しかし、誤解してほしくないことは、私たちが、映画のストーリーのように、何もかも全てが、決められた環境の中で、生きている…ということではなく、
あなたの将来は、どんな社会を選択するかで決まります。
えっ、ちょっと言っている意味が分らない…って、今感じたと思いますが(笑)

『選択の罰と褒美』
まず、大切なことは…
あなたの長所を形成するような社会を選択することについては、意思に自由があります。
これでも、まだ少し理解できない人は社会を仕事と、置き換えて考えて下さいね。また、この場合の仕事も、お金を稼ぐことだけではないので、あなたの役割と考えてもいいと思います。
例えば、子を育てる母も重要な役割ですよね!
ただし、ここから先が『カバラの叡智』で、とても重要な考え方になります。
人は悪い考えや行為のためには罰せられません。そこに選択の自由がないからです。しかし、良い※環境に身を置くことを選択しなかった場合は罰せられます。カバラの教育研究所『ブネイ・バルーフ』のサイトより抜粋
この※環境を、先ほどお話した仕事や、役割と置き換えて考えて下さいね!
また、これと逆に…
より良い環境を選択しようと努める人は、褒美を与えられるに値します。これは、その人の良い考えや行為のためではありません。…自分自身の中に良い考えや行為を形成するため、良い環境を求めて努力することに対して、褒美が与えられるのです。カバラの教育研究所『ブネイ・バルーフ』のサイトより抜粋
…との教えがあります。しかし、まだ少し意味があいまいですので、僕なりに解釈した考えを述べると…
- 環境(仕事)の良い選択とは、自分の授かった才能に見合った選択だと理解しています。
- 選択の罰と褒美とは、今いる環境に、弾かれてしまうか、留まれるかだと理解しています。
『選択に対しての3つの教え』
最後に、今回学んだ、環境(社会・仕事・役割)の選択に対する、3つの教えを見ていきましょう!
良い環境を選択する必要性!
人は、社会を選択することによってしか自分の運命をコントロールできません。しかし選択した後は、職人の手の中の土のように、社会の意のままに支配され、自分の心が他人の心と同様に扱われます。カバラの教育研究所『ブネイ・バルーフ』のサイトより抜粋
この社会を仕事や、役割と置き換えて考えて下さいね!
なぜ人は、良い環境を選択するのか?…そして選択したらどうなるのか?…についての教えですね。自分の心構えが問われます。
祖先の全体的な形は失われない!
成長は、前身からの知識が傾向や素質として蓄積されたものです。そして人は、無意識のうちに自分の行動を決定しているのです。カバラの教育研究所『ブネイ・バルーフ』のサイトより抜粋
この前身からの知識を、今の人生だけではなく、前世からの才能も含まれていると考えます。この才能こそが、行動の決定をしているのですね!
個人の自由を維持していく必要性!
たった一つの成長も壊してはなりません。それが再び出現することがないからです。そして、各個人は共同体の一部として創られ、常に公共の役に立つ状態にあるのです。カバラの教育研究所『ブネイ・バルーフ』のサイトより抜粋
これはカバラを学んできた僕の感覚、表現ですが…
私たちは『※デザイナー』によって創った共同体『プログラム』の一部であり、与えられた環境の中で、経験という才能と蓄積させ成長を続け、この『システム』全体の役に立つ状態で存在なのだと思います。
まとめ
今回は『選択の自由と束縛』…その意思は、どこまで許されるか?…について、色々考えながら学んできました!
もう一度整理すると…
学ぶポイントは4つ
- 『自由意志という幻』 ⇒ 私たちは社会が指示する通りに行動する。
- 『環境の影響』を考える ⇒ 私たちの将来は、どんな社会を選択するかで決まります。
- 『選択の罰と褒美』 ⇒ 自分の才能に見合った選択以外は弾かれてしまう。
- 『選択に対しての3つの教え』 ⇒ 良い環境を選択する必要性など…。
…などを学びました。


今回は以上です。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。また一緒に勉強しましょうね!