真正カバラの叡智を学ぶ|六番目の感覚…を理解する

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【真正カバラの叡智を学ぶ】にあたって、このブログでは読者と共に学ぶスタイルでお届けしております。
学びシリーズ10回目の今回の【真正カバラの叡智を学ぶ】テーマは…
『六番目の感覚』…を理解する


『第六感』というと、何か特殊な能力で、特別な人間しか持てない感覚のように聞こえるからです。
僕たちは既に、5つの感覚を持っていて、それらをフルに活用して生活しています。
…しかし今回のテーマは、それら以外の感覚の話ですがら、理解するのが難しいかもしれませんね!

学ぶポイントは3つ
- 『ブラックボックスから見える世界』
- 『想像力は五感を超えられない』
- 『感じられない世界は、本当に存在しないのか?』
…です。
尚、今回も、この学びと研究は…
カバラの教育研究所『ブネイ・バルーフ』のサイト内容を元に学んで行きたいと思います。勉強したい方は、先にご覧いただいても構いません。
上記サイトは日本語でYouTube動画もありますから『真正カバラ』について、深く学べると思いますが…まったくカバラを知らない人にとっては、少し理解しにくい部分もあると思います。

目次
六番目の感覚…を理解するには?
この六番目の感覚を、頭で理解するためには、少しだけ想像力を働かせる必要があります。

まず…
私たちは『ブラックボックス』のような存在である!
…と想像してみて下さい。
たぶんまだ…僕の言っている意味が分らないと思いますので、以下に絵で説明したいと思います。
『ブラックボックス』から見える世界
私たちは外部から入ってくる感覚”だけ”を感じ、理解し受け入れている…いわゆる『ブラックボックス』のような存在なのです。
まず、この事をイメージし理解することから始めましょう!
さらにこの『ブラックボックス』には5つの穴が開いていて…
私たちは、その穴を通って入ってきた感覚だけを認識することができます。
つまり、その五つの穴に頼って外の世界を探求しているようなものなのです。
まず、子供の頃、作ったピンホール・カメラを思い出して下さい。
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上の図のような『カメラ・オブスキャラ』覗き式カメラをイメージしても良いでしょう。
これは5つの感覚の一つである『視覚』を使って、外の世界を箱の中から覗いている絵ですね!
その覗き穴から見える世界だけが、私たちが世界…と思っている『自分だけの世界』です。

次に…これと同じことが、他の4つの感覚にもあると想像してみて下さい。
先ほどの『ブラックボックス』に『視覚の穴』以外にも、それぞれの感覚の穴が開いていて…それぞれの穴は、各感覚しか伝わってきません。
それは…
- 『聴覚の穴』⇒ 音の感覚
- 『嗅覚の穴』⇒ 匂いの感覚
- 『味覚の穴』⇒ 味の感覚
- 『触覚の穴』⇒ 触った感覚
…だけです。そして、この各感覚の穴が、広がったり塞がったりすることで、各感覚の機能…つまり私たち人間の才能が決まってくるのです。
つまり…
私たちは…ただ単に私たちが知覚できる範囲の世界を見ているだけ…に過ぎないのです!
もしあなたが、このイメージを理解したのなら、5つの感覚の範囲を広げて『ブラックボックス』に6つ目の穴を空け、『六番目の感覚』に近づくことができるでしょう!
この学びは、理屈ではなく、イメージの問題なのです。
『想像力は五感を超えられない』
しかし…せっかく『六番目の感覚』について、良いイメージを学んでいただいたのに、この事を解説しておかなくてはなくてはなりません。
それは…
私たちは私たちの欠けている感覚に対して決して想像することはできない!
…ということです。
言い換えるなら…私たちは ”手に6本目の指がないこと” を欠乏と感じないのと同じように…『六番目の感覚』に関しては、まったく気づかないでしょう!
”手に6本目の指がないこと” に欠落すら感じることはない!…欠落を感じない物に対して、私たちが必要を感じることもなく…したがって私たちの世界は、五感によってのみ感じ、その感覚を超越するものを見たり、理解することはありえないのです。カバラの教育研究所『ブネイ・バルーフ』の教えから抜粋
これらが私たちが作り出した世界。…つまり観念の世界で私たちは生きているのです。

『感じられない世界は、本当に存在しないのか?』
それは…
この観念の世界が、真実の世界、本当の世界のすべてなのでしょうか?
…ということ!

私たちの『ブラックボックス』からでも『視覚の穴』を通して、夜空の星は感じることが出来ます。
つまり…私たちの観念の世界にも、宇宙の星は存在するのですが…
数多ある宇宙の星のなかで、銀河と呼ばれる、星の固まりがあります。私たちのいる太陽系も、その銀河の中に存在しているわけですが…
では、この宇宙全体に、銀河がいったい、いくつあるか知っていますか?
実はこれまで、宇宙には2000億個ほど銀河が存在すると考えられてきました。
ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の観測画像からの見積もりによって、私たちが天体望遠鏡などを使って見ることのできる宇宙には1000億から2000億個の銀河が存在すると考えられてきた。AstroArtsより抜粋
しかし…英・ノッテインガム大学のChristopher Conseliceの研究チームが、HSTなどの望遠鏡がとらえた深宇宙の狭い領域の画像から、銀河の3次元の分布図モデルを作成し、計算した結果…
この宇宙には2000億個の10倍、2兆個も銀河が存在すると発表しました。
これはまさしく、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が、先ほど学んだ、『視覚の穴』であって、その穴の大きさを広げた結果だったんですね!

私たちの住む銀河と同じ、他の銀河が10倍も増えたのですよ!…これは私たちと同じ世界(人類)が、銀河に一つ存在すると仮定しても(そんなに少ないはずはないけど…笑)
私たちと同じ世界が最低でも2兆個存在することになりますね!…これは科学という現実の話です。
つまり…何が言いたかったかといえば…
『これまで感じられなかった世界でも存在する』
…という事です。
まとめ
今回は、『六番目の感覚』を理解するために、想像力、イメージをフルに活用して学んでみました。いかがでしたか?
もう一度整理すると…
- 『ブラックボックスから見える世界』 ⇒ 5つの感覚の穴
- 『想像力は五感を超えられない』⇒ 観念の世界
- 『感じられない世界は、本当に存在しないのか?』⇒ 銀河の例から存在する!
ただし『六番目の感覚』…つまり私たちの『ブラックボックス』に6つ目の穴を空けるにはどうすればいいのか?…はたまた、それ以前に可能なのか?
…という問題については、もっとたくさんの『カバラの叡智』を学ぶ必要があるみたいですね!

