真正カバラの叡智を学ぶ|人はなぜ最終的にスピリチュアルを求めるのか?

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【真正カバラの叡智を学ぶ】にあたって、このブログでは読者と共に学ぶスタイルでお届けしております。
学びシリーズ9回目の今回の【真正カバラの叡智を学ぶ】テーマは…
…です。スピリチュアルは『精神的なもの』と置き換えても構いません。


…と今回の『カバラ』から特に学ぶことは『精神的なもの』に向かう原動力となる『人間の欲』についてになります。そして…
学ぶポイントは3つ
- 『カバラが教える、人間の欲とは?』
- 『人間とは本来…エゴ(欲望)である?』
- 『人間の欲はどこに向かっているのか?』
…です。
尚、今回もこの学びと研究は…
カバラの教育研究所『ブネイ・バルーフ』のサイト内容にそって学んで行きたいと思います。先に勉強したい方はご覧いただいても構いません。
上記サイトは日本語ですしYouTube動画もありますから『真正カバラ』について、深く学べると思いますが…まったくカバラを知らない人にとっては、少し理解しにくい部分もあると思います。

目次
人はなぜ最終的にスピリチュアルを求めるのか?
『人はなぜ、より多くのものを求めるだろう?』

最初から、すこし哲学的になってしまいましたが…今回のテーマの中心に『人間の欲』が横たわっています。
- 人間で生まれたから…『欲』が生まれたのか?
- 欲を求めるため…『人間』として生まれたのか?

これを学ぶことで…前回学んだ『私は何者なのか?』にもつながることだと思います。
『カバラが教える、人間の欲とは?』
『カバラ』の中でも同じような疑問が記述されています。
「人間はなぜ、より高度な力を顕示したいと欲するのだろうか?」
さらに注目すべき記述は、人間の欲が拡大する…という事です。
「人間性は何度も生まれ変わることで次第に形成されてきた」「最初は、食物だけを求める野獣に近かったが、そこから性を求め、家族を形成し、住居を求め、次第に富、権力、権威、知識を追求するようになっていった」カバラの教育研究所『ブネイ・バルーフ』より抜粋
★人間の欲の4つの段階
● 初期の段階で人は、衣、食、住を求め、次に性、家族、住居を求める。
どんなに閉ざされた状況でも、この欲望は満たされるまで追求する。
● 次の段階では、社会的状況によって左右される立場を求める。
富、権力、権威への欲望はこの段階で現れる。
● 次の段階に生まれるのが、知識に対する欲望である。
しかし、この段階での知識欲はまだ、人間世界の枠内においてのみの知識である。
● そして最後の段階になって人は初めて、自分がいったい何者なのかを求めるようになる。
自分がどこから来て、一体何者なのかという本質的な生の意味について自問することになる。しかしこの疑問は自問する者を煩わせ困惑させることになる。
『人間とは本来…エゴ(欲望)である?』
『カバラ』の教えの中で、まず最初に自覚すべきことは『エゴイズム』です。
『カバラの叡智』によると…
人間とは本来、自己中心的であり…あらゆる『欲』は元を辿れば自ら招いたものであり、それを満たそうと渇望する。カバラの教育研究所『ブネイ・バルーフ』より抜粋
この『欲』の元が、自己中心的(エゴイズム)であるそうです。ただ、この欲望が逆にプレッシャーとなって私たちに重く圧し掛かり、行動の全てを支配しているのです。
…と言うことは、因果応報、原因結果の法則からすると、この世界で起こる事は、すべて自分の欲(エゴ)が関係している…ということになります。

この世界で起こるすべてが、自分のエゴのせいだなんて…。ただし、少しだけ先にカバラを学んだ僕として、補足しておきたいことがあります。
それは…
『自分の欲が及ぼす世界とは…自分が見た世界、自分が感じられる範囲の世界だ!』
…ということです。これで少し、安心しましたか?…しかしそれでも、大変大きな世界で、世界に及ぼす影響力は大きいと覚えておいて下さいね!
『人間の欲はどこに向かっているのか?』
先ほど学んだエゴイズムですが…人間はこの世界の法則にそった物質欲を満たした先に、どこへ向かうと思いますか?そう…知識欲の先はどこへ向かうのか?です。
これを『カバラ』では究極の欲望…と呼んでいます。
『カバラ』の教えを紐解いてみると…
人間世界においてエゴイズムの究極は、天上には何が存在するのか?…という知的欲求であり、言い換えれば、その知的欲求の源がどこにあるのか?…それがどのように出現するかという疑問である。。カバラの教育研究所『ブネイ・バルーフ』より抜粋
また『カバラ』はその欲望の根源とは“苦痛”でもある…とも説きます。
一つの欲望から次の欲望に移行する際…人間は常にある種の苦痛を伴います。
何か一つの欲望が達成されたとしても、まだ何かが足りないと感じ、人は新たな欲望へと移行して行くのです。
- 何か新しいことを経験したくなり、その欲望を満たそうと試みます。
- 新たな欲望が満たされてとしても、人は再び苦痛を感じ、次の欲望へと移って行くのです。
- ある意味、この行動の原動力は『苦痛』・・・言葉を変えるなら『渇き』のようなものです。
- そして…人間は同じことをいつまでも繰り返す事になります。
では、なぜ人は、それほどでに『渇く』のか?
それは、求めているものが物質ではないから…この世界に存在するものではないから、だと僕は考えます。
究極の欲望が向かう先は…
スピリチュアルの世界…つまり精神世界で、そこにしか存在しない”もの”なのかも知れません。
この究極の欲望が出現すれば、この世界にある他の”もの”が、不要に感じられ、些細で無意味なものに見えてくるでしょう。
そんな時…あなたは『カバラ』を求めるでしょう。

まとめ
今回は…『人はなぜ最終的にスピリチュアルを求めるのか?』をテーマに学んできました。…いかがでしたか?
『カバラが教える、人間の欲』⇒ 4つの段階がある。
『人間とは本来…エゴ(欲望)である』⇒ この世界はエゴの影響下にある。
『人間の欲はどこに向かっているのか?』⇒ 究極の欲望の向かう先は『カバラ』
…の3つを学びましたね!



