真正カバラの叡智を学ぶ|なぜ今…『カバラ』を学ぶ必要があるのか?

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【真正カバラの叡智を学ぶ】にあたって、このブログでは読者と共に学ぶスタイルでお届けしております。
これまでの学びシリーズ6回を通して『カバラの日本の文化との関わり』を勉強してきましたが、歴史などの予備知識ばかりでは本来の目的である【真正カバラの叡智を学ぶ】まで、少し時間が掛かりすぎるので…



反省しています。でも、まだまだ学びたい歴史もありますから、合間に挟んで行きたいと思いますので、よろしくお願いします。
…という訳で今回は『真正カバラの叡智を学ぶ』序文として….
『なぜ今…カバラを学ぶ必要があるのか?』をテーマに、みなさんと一緒に学んで行きたいと思います。
尚、今回からの学びと研究は…
カバラの教育研究所『ブネイ・バルーフ』のサイト内容にそって学んで行きたいと思います。先に勉強したい方はご覧いただいても構いません。
上記サイトは日本語ですしYouTube動画もありますから『真正カバラ』について、深く学べると思いますが…まったくカバラを知らない人にとっては、少し理解しにくい部分もあると思いますので…

目次
今なぜ『カバラ』を学ぶ必要があるのか?
手前味噌ですが…僕が『カバラ』を知ったのは、今から15年以上前で、きっかけは『※タロット』を学ぶ課程で知りました。※タロット・カードを使った占術
ただし当時は『カバラ』に関する専門的な書物は少なく、そのほとんどが海外の書籍で、色々と探しまわった結果、やっとの事で図書館で見つけました。
その一冊が、今世紀最後の魔術師として悪名高きアレイスター・クロウリーが編纂したとされる『トートの書』と呼ばれる書物でした。
現在では日本人による訳語本も手に入るので、興味のある方は一読されるといいですが、それでも難解で…他の知識がないと中々理解することが出来ません。
その中心となる知識こそが『カバラ』だったのです。ただしよく誤解されるのですが…この場合の『カバラ』とはカバラ数秘術のことではなく…
『生命の木』という10個のセフィロトを通した魂の成長(地界から上層界へ上昇すること)の体系
…の事です。でもみなさん、ご心配なく…。この知識も、これから学んで行く『真正カバラの叡智』には、ある意味不要です。『魂の成長』という意味的には同じですが…現代の学びの方が分りやすいかと思います。
それでは早速…『カバラ』の学びの世界へ参りましょう。
『トートの書』
と…その前に文中に出て来ました『トートの書』をご紹介します。僕が15年くらい前に購入したバージョーンと表紙が変わっていますが(昔はおどろおどろしかった…確か※H・Rギーガーが描いたと思います)内容は同じです。
※※H・RギーガーはSF映画『エイリアン』のクリーチャーデザイナー
ただし、もし購入されるなら注意点があります。これは『トート版タロット・カード』を学べる本ですが、基本タロットの知識の無い方には、おススメできません。
これは今世紀最後の魔術師アレイスター・クロウリーがタロットとカバラの体系やヘブライ学・ヒンズー哲学・易経・占星術などを駆使して書かれた…研究文献です。
つまりタロット上級者向きで、カバラやタロットの研究をする方におススメの一冊です。
『人間の根幹的な問い』…とは?
少し話がそれてしまいましたが、本題に戻します。
なぜ今…『カバラ』を学ぶ必要があるのか?
…この問いには、すぐにお答えすることが出来ます。
それは…
人間の根幹的な問いに答えるため…です。
…では、その根幹的な問いとは何か?
- 私は何者なのか、そして、なんのために存在しているのか?
- 何のために生まれてきたのか?
- 何処から来て、これから何処に行くのか?
…みなさんも、一度はこのような問いを考えたことがあるのではないでしょうか?
この問いを…先ほど『人間の根幹的な問い』と呼びましたが、有史以来、私たち人間は成長し、言葉を使い、物事を考え、科学を発展させて来ました。
いわゆる『人類の進歩』『科学の進化』…というものです。しかしながら、この『人間の根幹的な問い』に答えを…あるいは、わずかでもヒントとなるものを、見つけられたでしょうか?
残念ながら、これほどの目覚しい『科学の進歩』をもってしても、私たち『人間の魂のありか』すら解明できていません。ただし、これだけは言えます。
私たち人間や、おそらく他の動物達にも、魂はあると…。
ならば、この世界が存在する意味や、あなた自身が存在する意味もきっとあるはずです。
そして…
- 何のためにこの世界に現れ、これからどこに向かうのか?
- そもそも何のためにこの世界に存在するのか?
- また以前にこの世界に存在したことがあるのか?
- 自分や身内の死後、いつかここに戻ってくるのか?
…そんな魂の存在意義と意味を知りたいと、みなさんは思いませんか?
また僕なんかは…
- この世の中に起こる不条理や…
- なぜ人間に苦悩が起こるのか?
- なぜずっと幸せでいられないのか?
…など、もし本当に神が存在するなら、本気で聞いてみたいことばかりです。
そして…色んな科学や形而上学などを調べて来ましたが…その中で唯一、僕の問いに対してヒントを与えてくれるものがありました。それか…
『カバラ』だったのです。ただし僕が15年以上前に知った『カバラ』と、現代の『カバラ』では少し様相が違っています。
それは昔の『カバラ』はユダヤ最高の秘儀であり、一般の人が学ぶことが禁じられたもので、それゆえ、わざと難解な言葉で記されてきました。
しかし現代ではそれも解禁され、誰でも学ぶことが出来るようになったのです。
すべての問いに対する答えはただ1つ、よろこびに満ちた上層世界を認識し感じ取ることです。 この理想に到達する方法はカバラ(Kabbalah)と呼ばれています。カバラの知恵の助けを借りることにより、人はすべての感覚を身につけて上層世界に入ることができます。この世界で起こる出来事すべてはまさにこの上層世界に起因するものなのです。⇒ カバラの教育研究所『ブネイ・バルーフ』からの引用
これが…『なぜ今…カバラを学ぶ必要があるのか?』に対する僕の答えです。
『カバラ』によって、人は自分が生かされている本当の意味を知る。そして人生を通し『理想の創造者』となり、平穏な世界。無限の喜びを感じる世界で生きていけるようになろう!

まとめ
今回は『真正カバラの叡智を学ぶ』…その意味と目的について、なるべく分りやすく学んできました。いかがでしたか?

そうだね。ただ、本当の答えは、僕たち自身の中にあるみたいなんだけど、それを感じ取れるようになるまで『カバラ』が、手を貸してくれる…ということなんだ。

