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大天使ミカエル「感情のアークエンジェル」について考える。

2017/12/06
 







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前回と前々回のブログでは3タイプの天使の存在守護天使自然天使、そして大天使)がいるというお話しをしましたが、今回はその中で最も一般的に知られている大天使の一人、大天使ミカエルの役割についてお話したいと思います。

目次

大天使「アークエンジェル」の名前とその役割

◎大天使ミカエルとは

ミカエル」神の信頼を一身に背負い、神の右腕とも称される。その名前は多くの聖典に度々出てきます。ヨハネの黙示録では天使軍団の指導者として、サタン率いる闇の軍団と戦い勝利に導きます。神と見紛う、その神々しい姿には、名前に「神と似たもの」との意味を含んでいます。

 

ヨハネの黙示録以外にも多くの神話経典などに闇の軍団と戦うミカエルの姿が描かれています。例えば、古代ペルシャ神話の中で描かれた「光と闇の戦い」で光の神「光の戦士コスモクラトール・ミトラ」はミトラ神智学では神とされていますが、その記述の中で天使の長と記されていて、僕は大天使ミカエルの事だと考えています。ちなみに、闇の軍団長はアーリマンでサタンの別名だと考えられています。このようにミカエル戦いの天使で、絵画などの芸術作品の中では剣を持つ姿で描かれていますから、戦闘的な天使と誤解されますが、実は「感情の大天使」なのです。

 

感情の大天使「失楽園」より

この事はミルトンの「失楽園」で描かれているサタンとの戦いを読むと良く分かります。

天使の3分の1を引き連れて神に反逆したサタンに戦いをいどんだミカエルは、一気に決着をつけようと、真正面から剣を振り下ろします。その剣を受け止めようとしたサタンでしたが、ミカエルの目にも止まらぬ剣の速さに、真っ二つにされてしまいます。堕天使とはいえ、簡単には死ぬことがない天使としての資質が災いし、のたうちまわるサタンを目にしたミカエルは、内面にあふれでる「感情」に複雑なものを感じます。それは自分とサタンが瓜二つであったからです。そしてミカエルは自分とサタンが双子の兄弟であると知るのです。そしてミカエルはサタンに対して同情の感情を抱きます。しかし、最終的にミカエルはその自分の感情に打ち勝ちサタンに止めを刺すのです

 

大天使ミカエルの役割

この事から大天使ミカエルは「感情の大天使」と呼ばれます。もしあなたが心の中に「怒りの感情」で支配されそうになったならミカエルを思ってください。口に出して呼んでもかまいません。他人にひどい事を言われ嫌がらせなどを受けたり、また裏切られたと感じたりすると「怒りの感情」に包まれてしまいます。相手を恨んだり呪ったりもします。そんな「怒りの感情」に支配されているあなたは、サタンの僕しもべ)に近づきつつあるのです。そんな時はミカエルを思い出してください。そしてあなたの中の「光と闇の戦い」に打ち勝ってください。その時、大天使ミカエルはあなたの助けとなるでしょう。

またミカエルは「勇気の感情」にも手を貸してくれます。正義を行うのは勇気のいる事です。今の社会で真実や正義を貫き通すには困難が伴うかも知れません。今の人間ほど周りの組織に組み込まれないと生きていけない生き物はいないでしょう。簡単に言うと「仲間はずれ」を恐れているのです。その為に、周りに気を使い、たとえ、その組織が間違った方向に向っていたとしても正義を貫く事は難しい事かも知れません

もしあなたが正義を貫いたために一人ぼっちだと感じたらミカエルの名前を呼んでみてください。ミカエルは「正義と勇気」の守護者なのです。

 

このことは新約聖書「ヨハネの黙示録」から最後の審判でミカエルがラッパを吹き鳴らし、魂を蘇らせる場面で、その魂を秤にかけて、正義がどれほど成されたかを調べる事からも分かります。多くの芸術家たちが、この「最後の審判」の場面を描いていますが大天使ミカエル片手にはを、そしてもう片方の手にはを持った姿で描かれています。

今回のまとめ

今回はアークエンジェル大天使ミカエル」について見てきました。もしあなたが、ここに書かれた事で助けを求めるなら大天使ミカエルに話しかけてみて下さい。大天使だからと言って遠慮する必要は全くありません。

ミカエルはあなたに何らかの方法でメッセージをくれるでしょうし、闘うあなたを見守ってくれています。 😆

これからも浪漫紀行は、身近で見つけた奇跡や、みなさんに役立つ記事を中心に書いて行きたいと思います。みなさんの幸運な人生のお手伝いが出来ることに幸せを感じながら。RYUSHO

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