天使学入門「旧約聖書の中の天使たち」後編

2017/11/20
 
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今回の浪漫紀行は「天使学入門」の続編で「旧約聖書の中の天使たち」を取り上げています。今回はその後編です。さっそく旧約聖書の内容について、中身を読みながら天使について見て行きたいと思います。 😛

天使学入門「聖典の中の天使たち」旧約聖書・後編

旧約聖書の中で最初に「天使が神の使いである」と分かるのは創世記の「ヤコブの夢」の場面でしょう。

◎旧約聖書「創世記」ヤコブの梯子(はしご)から

ヤコブがハラン向っている時、ある場所に来て日が沈んだので、そこで一夜を過ごす事にした。

その場所に横たわった。すると、彼は夢を見た。先端が天まで達する階段が地に向って伸びており、しかも、神のみ使いたちがそれを上ったり下ったりしていた

 

聖書の中では、この「神のみ使い」のように天使とはっきり分かるように記述されている所ばかりではありません。次を見てください。

 

◎旧約聖書「創世記」三十二章23~29ペヌエルでの格闘から

ヤコブは独り、後に残った。その時、何者かが夜明けまでヤコブと格闘した。ところが、その人はヤコブに勝てないとみて、もう去らせてくれ。夜が明けてしまうからと言ったが、ヤコブは答えた。いいえ祝福してくださるまでは離しません。お前の名はなんと言うのかとその人が尋ね、ヤコブですと答えると、その人は言った。お前の名はヤコブではなく、これからはイスラエルと呼ばれる。お前は、神と人と闘って勝ったからだ

 

初めて読むと意味が分からず不思議な文章です。何者かと闘ったヤコブは勝ってから闘った相手に、お前は「神と人」と闘ったと言われます。この「神と人」が天使隠喩だと思われます。一説にはこの闘いで腿(もも)の関節を負傷したヤコブを治療したのが大天使ラファエルだと言われています。

 

モーセ五書の中で、その昔、俳優ユル=ブリンナー主演の映画にもなった有名な「出エジプト記」(映画の題名は確か、十戒でした)の中にも天使の記述が出てきます。それは「モーセ召命」の場面です。この「出エジプト記」は20章にある「十戒」や14章の「葦の海の奇跡(海が二つに割れて海を渡る)」などで有名ですが、簡単にどんな物語か簡単に説明しましょう。

 

飢饉に苦しむイスラエルの民は一族でエジプトに移り住んでいましたが、捕囚の身の上、強制労働などで苦しめられていました。そんな時代のエジプトにイスラエル人の男の子が生まれます。当時のファラオ(王)は、数が増え、強大になりつつあるイスラエル人に恐れ、男の子が産まれたら殺せと命じていましたが、あるレビ家の娘が身ごもり、男の子を産み、エジプト人から隠し育てます。この子こそ、後にイスラエルの民をエジプトから率い、救い出すモーセです。

 

◎旧約聖書「出エジプト記」三章~モーセの召命から

成人したモーセは、ある時、羊の群れを追って荒れ野の奥へと入っていき、神が住むという山「ホレブ」に来たとき、柴(雑木の小枝)の間の燃え上がっている炎のなかに主のみ使いが現れた。彼が見ると、見よ、柴は火に燃えているのに、柴は燃え尽きない

 

炎の中に立っているみ使い天使です。燃えている柴も全く尽きようとしません。モーセはこの不思議な光景を見届けようと道をそれると、柴の間から神に声をかけられます。神はこの地が聖なる土地だと告げます。そして、「あなたの父の神である」と言われます。つまり、アブラハムの、イサクの、ヤコブの神であると告げるのです。

 

この後、神はエジプトにいるイスラエルの民の難業、苦行を知り、エジプト人の手から彼らを救い出し、乳と蜜が流れる土地へ連れ出すのだとモーセに告げます。これが有名な「モーセの召命」の冒頭部分です。

 

この後の物語は、皆さんもよく知っていると思います。数々の苦難を乗り越えて、エジプトを脱出したモーセ率いる一行は、その道程で、何度も神の奇跡に助けられます。その中で特に有名なシーンは海が二つに割れて脱出路が出現する場面です。そして苦難の末、シナイ山に到着したモーセと一行の目の前に神がはっきりと姿を現します。そして、現れた神はモーセに「十戒」を授けイスラエルの民との間に「契約」を交わされるのです。

 

旧約聖書の中に出てくる数々の天使はメッセージを携えてやってきます。その多くが、未来の告知であり、預言者としての召命であったり、また危険の警告であったりします。新旧の聖書をつぶさに見ていくと、いかに多くの天使の記述があるのか分かるはずです。そして天使は、我々人間に救いをもたらす存在なのだという事も分かります。

 

他の旧約聖書に出てくる天使たち

しかし、ここでその全てを紹介するわけにはいきませんので、これ以外にもどんな記述があるのかだけ簡単に紹介しますから、深く勉強されたい方は参考にして下さい。

旧約聖書「イザヤ書」においてはイザヤが預言者であることを告げられるくだりでは熾天使(してんし)セラフィムが登場します。

旧約聖書「ダニエル書」では大天使ガブリエルが現れます。さらに、このダニエル書では、四大天使の一人、大天使ミカエルも登場します。

旧約聖書「トビト書」においてはトビトの息子、トビアが大天使ラファエルを神の使いとは知らずに、危険な航海の友としたくだりが出てきます。

 

聖書には有名な大天使ミカエル、ガブリエル、ラファエル、などの名前がはっきりと記されていまが、それ以外にも多くの天使の記述を見ることが出来ます。その数は、細かく数えると無数になってしまいますが、少なく見積もっても三百ヶ所以上になるといわれています。

 

聖書において天使とは、大変重要な存在だと言えるでしょう。現代でもローマ・カトリック教会は、これら天使守護天使の存在を認めています。その証拠に教皇ヨハネ・パウロⅡ世は3人の大天使(ミカエル、ガブリエル、ラファエル)についてその役割について言及していますし、また、教会もその3大天使を礼拝し崇拝しています。ちなみにローマ・カトリック教会は毎年十月二日を守護天使の祭日としているそうです。

今回のまとめ

旧約聖書の内容について見てきました。少し専門的過ぎたと思いますが、これほど多くの天使の記述が聖書にあるということを知っておいて欲しいと思います。

これからも浪漫紀行は、身近で見つけた奇跡や、みなさんに役立つ記事を中心に書いて行きたいと思います。みなさんの幸運な人生のお手伝いが出来ることに幸せを感じながら。RYUSHO

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