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魔導書「ソロモン王の鍵」について

2018/03/30
 







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数あるグリモワール「魔導書」の中で、現在、我々が手にし学べる事のできる魔術奥義書といえば、間違いなく「ソロモン王の鍵」を挙げることになります。

しかし、ソロモン王が書いた(書かせた)とされる、いわゆるソロモン文書(※ソロモンの鍵)のことではありません。「ソロモン王の鍵」は中世ヨーロッパで書かれた古典的魔法書のことで、数あるグリモワールの中で代表的な本の1つです。

ソロモン王とグリモワールの関係については…

魔術奥義書「グリモワール」の基本は魔術召喚に非ず…で簡単に書いていますので、ご覧下さい。

また、ソロモン王の名前を冠した他のグリモワールや「ソロモン文書」の異本として存在する数多くの魔法書類「ソロモンの真の鍵」「知識の鍵」などは、その内容が「ソロモン王の鍵」とは異なるので注意して下さいね。

 

現代の我々に最も影響を与えたとされる「グリモワール」と言えば「アブラメリン」「アルマデル奥義書」そして「ソロモン王の鍵」の3つです。

その中で何故今回「ソロモン王の鍵」を取り上げるかと言えば、比較的、初心者向きに実践方法が書かれてある事と、僕が今まで学んできた他の瞑想法やセラピー法と驚くほど共通点があるからです。

それでは早速、見て行きましょう。

ソロモン王の鍵

まず基礎知識として、一般的に知られている「ソロモン王の鍵」には二種類あるという事を知っておいて下さい。

1つは「ソロモン王の大きな鍵」と呼ばれるもの、そしてもう1つが「ソロモン王の小さな鍵」です。

「ソロモン王の大きな鍵」

魔術結社「黄金の夜明け団の首領であったマグレガー・メイザースによって大英博物館にあった“ソロモンの名を冠する7種類の断章”を基に内容を再構成した「グリモワール」です。

秘密結社「黄金の夜明け団」について…を先に読まれるとより分かりやすいと思います。

基となった「ソロモンの書」も15世紀前後のものとみられていて、オリジナルはすでに失われていて、ソロモン王本人の著作かどうか定かではありません。

その内容は、魔術用具の作り方や儀式の仕方、精霊の召喚にまで至ります。いわゆる我々が一般的にイメージする魔導書の典型で、魔法学校に理想的な内容です。また最も特徴的な内容は豊富な図柄での説明と付録にある大量の魔術用の護符(お守り)です。

●「ソロモン王の小さな鍵」

別名「レメゲトン」と言い、その第一章の名前を取って「ゲーティア」と呼ばれることもあります。「ソロモン王の小さな鍵」は4,5種類の魔法書の集まりで色んな呼び名で呼ばれます。

20世紀初頭に活躍した悪名高き魔術師アレイスター・クロウリーよって刊行された魔導書も「レメゲトン」の内、「ゲーティア」のみ収録されています。

悪名高き魔術師アレイスター・クロウリーについても…

秘密結社「黄金の夜明け団」について…を先に読まれるとより分かりやすいと思います。

「レメゲトン」の内容を簡単に説明すると、天使の力を借りる「テルーギア」と自然の知恵と力を借りる「マゲイア」と、より下位の霊、悪霊の力を借りる「ゲーティア」に関する魔導書を集めたものです。

72体の悪霊と、それぞれの紋章、使役法などが書かれ、悪魔の召喚方法を扱った魔導書として知られ、悪名高き魔術師アレイスター・クロウリーが発掘に力を入れたのも頷けます。

 

今回のまとめ

さて今回はこれくらいにしたいと思います。「グリモワール」の名前など、少し専門的になってしまいましたが、全て覚える必要はありません。なんとなく、イメージとして覚えておいてもらえればいいと思います。

今回も最後まで読んでくれてありがとうございます。また次回をお楽しみにして下さいね。

それでは今回はこの辺で…。みなさんの幸せを願いながら。RYUSHO

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