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死後の世界を科学する。第三弾「量子力学によるアプローチ」この世はバーチャル・リアリティー

2018/03/28
 







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こんにちは。RYUSHOです。浪漫紀行は、運命の秘法の一つのテーマとして「死後の世界」を取り上げています。前回、アインシュタインの苦悩とタゴールの、それに対しての答えから、「我々の意識が世界を創っている」のではないかと結論づけましたが、まだまだ納得いかない人も多いと思います。

僕もインドの大詩人タゴールの一言で、全ての疑問が霧から晴れるように明らかになったとは思っていません。しかし、彼の言葉は何故か僕の心を捉え、真理をついていると感じました。

タゴールの答えを知りたい方は…

死後の世界を科学する。第二弾「量子力学によるアプローチ」我々の意識が世界を創っている…をお読み下さい。

そこで今回は、タゴールの答えについての反証としてこの世の構造への可能性について書きたいと思います。

目次

唯物論の瓦解

古典物理学から近代量子力学へ

地球という物質があって、我々人間の意識が生まれたのか?意識という観念があって世界の物質が生まれたのか?近年、この考え方に大きな変化が生まれつつあります。

このニワトリが先か?卵が先か?的な問いに、当然、地球という物質が誕生し、その地上に多く生物が生まれ、そして生き物の頂点に君臨する人間に意識が宿ったと考える、いわゆる唯物論が一般常識とされてきました。

 

その基礎となった科学がにニュートン物理学で、世の常識となったのは17世紀以降の話です。この物理学、厳密にはニュートン力学は絶対時間と絶対空間を前提とした上で3 つの運動の法則(慣性の法則、時間変化が及ぼす力の法則、作用・反作用の法則)と、万有引力の法則を基礎としました。現代の乗り物(車、列車、船、飛行機など)や建築・建造物から都市や国全体まで、全てがこのニュートン力学によって造られていると言っても過言ではありません。

 

その常識中の常識が今、崩れ落ちてしまうかもしれません。これは天動説が地動説に変わって以来、いやそれ以上のパラダイムシフトになるでしょう。それが、最先端科学である量子力学です。

量子力学によれば、誰かが認識するから物質が存在するそうです。インドのタゴールもそう答えています。ならば、あなたが東京を認識しなくなれば、大都市東京は消滅してしまうのか?そんな疑問がわいてきます。実際はそうはなりません。あなたが東京に居なくても東京は存在し続けます。

 

それは何故か。あなた以外の人間が東京を認識しているからです。それでは、ありえない例えですが、地球上の人間全ての意識に東京が存在しなくなったらどうなると思いますか?

これが驚くべきことに、量子力学では大都会、東京という街は実在しなくなります。量子力学というミクロの世界ではこれが常識です。東京と言う街も、街を構成する建物や人間さえも、物質的に細かく分解して行けば最後は分子・原子・電子など素粒子で出来ています。その素粒子は観測しないと物質として存在しません。このミクロの世界は、我々日常の常識と異なる世界なのです。

 

ここで一つ、重要な事は、近代量子力学は「認識できない東京は存在しない」と断定しているのではなく「あなたの意識によって実在化された東京は個々のエネルギーによって変化している」つまり「個々の意識が東京を創造し続けている」と言っているのです。

しかし、これらの一つの都市の変化には長い時間を要し、短期間には古典物理学のほうが法則的に成り立つように見えます。手品のように都市がパッと消え、存在が変化するわけではありません。

僕も20年前まで東京に住んでいましたが、20年前からすると最近の東京の変化には驚いています。また太古の昔、存在したと思われる大都市アトランティスも現在では神話となってしまいました。

 

近代量子力学からの回答

「いやいや、街の建物は建設によって人間が人工的に造ったり壊したりしているんじゃないの?」と意見が出てきそうですが、僕も昔、同じ考えでした。しかし最近、分かったことがあります。

それは質量と時間の関係です。「質量が大きいものほど変化に時間を要する」ということです。ミクロの世界は質量がほとんどありません。だから、人間の意識によって素粒子という物質が消えたり、生まれたりしているのだと、思います。

また、量子力学の基本「シュレディンガー波動方程式」によれば、自然界は観察によって、いったん現実として知覚されると、その効果(現実化)は直線的かつ劇的で、波動状態の物質が一つに収縮され残り、それが現実世界となるそうです。ただ何故一つになるのか?また何の意思によってそうなるのかは、解明されていません。

 

この世はバーチャル・リアリティーの世界

少し難しい言い回しですが、このモデルに非常に近いものが、すでに存在します。それが、バーチャル・リアリティー、VRの世界です。僕が子供の頃はVRはなく、シュレディンガー波動方程式のモデルを理解することは難しかったですが、今では理解できます。

 

映像技術の向上とコンピューターの小型高性能化によって、家庭用ゲームでも楽しめる時代になりましたが、最先端科学はもっと進んでいて、直接人間の脳に電気信号として映像や音のみならず、匂いや味覚、触覚まで送り、仮想現実をつくるところまで技術は進歩しています。

そうなると、現実かVRかの違いすら分からなくなってしまうでしょう。皮肉にも量子の波動収縮はコンピューター内の電気信号(二進数)1か0の点滅とそっくりで、VRは人類が作り出した宇宙と言っても差し支えないと思います。

…となると、われわれは何ものかによって「この世」というVR光景を五感によって感覚させられている可能性を否定できないことになります。

アインシュタインもこのVRモデルを体験できれば、量子力学を理解できたかも知れませんが、生きた時代が少し早すぎたのかもしれません。

これが今回の僕のタゴールの答えに対しての反証です。みなさんはどう感じられましたか?

 

最後に

今回は「この世」のモデルとして、最先端バーチャル・リアリティーを取り上げましたが、決して、古典物理学やアインシュタインを否定しているわけではありません。むしろ、その時代の進歩の課程に重要な役割を果たした、偉大な発見、偉人だと尊敬しております。

また、後年、近代量子力学に間違いが見つかるかもしれませんし、ただ、意識は変化(進化)し続けていると言うことだけは間違いないと思います。

これからも、みなさんと色々学びながら一緒に考えて行きたいと思います。みなさんの幸運な人生のお手伝いが出来ることに幸せを感じながら。RYUSHO

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